第2クールの幕開け
DeNAの宜野湾キャンプは6日から第2クールがスタート。2年目のラミレスDeNAは早くも実戦モードに突入した。
ウォーミングアップを終えると、メニューに書かれていたのは「チームバッティング」なるもの。レギュラー組が守備につき、マウンドには福地元春と平田真吾が交互に上がる。
ここでは実戦形式でのバント練習が行われ、走者を実際に起き、梶谷隆幸や倉本寿彦といった主力選手が送りバント。守備陣はバントシフトで阻止しにいくという動きが繰り返し行われた。
また、この日の目玉だったのが「フリー打撃」。中でも石田健大と筒香嘉智の“対戦”だ。
ラミレス監督から早々に開幕投手を言い渡された若き左腕と、今や日本を代表するスラッガーに成長したハマの4番。多くの報道陣とファンがメイン球場に集まったが、直前で石田が登板を回避したため、“夢の対決”は実現しなかった。
しかし、石田に代わってマウンドに登ったのが2年目の今永昇太。急遽チームの主砲に挑むことになったが、ヒット性の当たりこそ許しながらも柵越えはゼロ。順調ぶりをアピールした。
昨季は開幕からローテーションに定着し、8勝9敗と上々の1年目デビュー。開幕直後のなかなか勝ち星に恵まれなかった時期を考えれば、2ケタ勝利していてもおかしくない投球を見せていた。
ところが、シーズン終盤に安定感を欠くマウンドが見られ、二軍降格も経験。1年間戦い抜く体力を含めて、悔しさと課題も残した1年だったといえる。
ラミレス監督には「最低10勝はしてくれるでしょう」と期待を受ける2年目左腕。ジンクスをぶっ飛ばし、飛躍の1年とすることができるだろうか。