大瀬良大地,
広島の大瀬良大地

◆ 広島に多い3文字エース

 長谷川良平、安仁屋宗八、外木場義郎、北別府学、佐々岡真司…。

 近年は黒田博樹、前田健太といった2文字姓の投手がエースを務めていたが、昔から広島のエースと呼ばれた投手に3文字姓の投手が多い。

 長谷川は広島創設時のエースとして、通算14年間で197勝を挙げ、引退後は65年から3年間監督を務めた。広島は長く低迷していたが、70年代後半から80年代にかけて黄金時代が到来。その時にエースだったのが、“精密機械の異名”をとった北別府学。北別府は78年から11年連続で2ケタ勝利を達成し、82年と86年には最多勝に輝いた。92年に通算200勝を達成した。

 北別府の後、3文字姓のエースになったのが、佐々岡真司。佐々岡はリーグ優勝した91年に、最多勝と最優秀防御率のタイトルを獲得。また先発だけでなく抑えを務めた時期もあり、100勝100セーブを達成している。

◆ 先発転向の大瀬良に期待

 佐々岡が引退した後は、漢字3文字のエースが出ていない。現状では昨季15勝のジョンソン、16勝の野村祐輔がエース格だが、4年目を迎える大瀬良大地も“エース”格に成長して欲しい選手だ。

 2013年のドラフト会議でヤクルト、広島、阪神の3球団から指名を受け、広島が交渉権を獲得。抽選のクジを引き当てた広島の田村恵スカウトが、ドラフト当日に赤いパンツを穿いていたことで話題となった。

 大きな期待を受けて広島に入団した大瀬良は、開幕から先発ローテーションに入り、勝てない時期もあったが、10勝、防御率4.05の成績を残し新人王に輝いた。2年目は開幕から白星に恵まれず、シーズン途中から中継ぎへ配置転換。57試合に登板して、防御率3.13を記録した。

 3年目の昨季はエースの前田が退団し、先発へ再転向するも、右肘の故障で開幕に間に合わず。7月20日の中日戦で復帰するも、復帰初登板・初先発の試合で、3回4失点でノックアウトされ翌日に二軍落ち。8月に再び再昇格を果たしたが、与えられたポジションは中継ぎだった。

 4年目の今季、再び先発に挑戦する。8日にシート打撃に登板するなど順調な調整を進めていたが、12日に右脇腹の違和感を訴えた。

 広島は“3文字”姓の名前の投手がエースになることが多い。大瀬良も今季は先発として結果を残し、“エース”に近い存在になりたいところだ。

この記事を書いたのは

岩下雄太

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