牧田和久,
西武の牧田和久

◆ 固定できなかった西武のセットアッパー

 2008年を最後にリーグ優勝から遠ざかっている西武。その原因の1つに、リリーフ陣を固定できていないことが挙げられる。

 西武の最近10年の年度別最多ホールドポイント投手を振り返ると、07年に三井浩二が27HPをあげ、リーグ優勝した08年、翌09年は2年連続で星野智樹がチームトップのHPを記録した。

 この年を最後に、西武はセットアッパーを固定できずにいる。10年に藤田太陽が25HP、11年がミンチェの27HP、12年がウィリアムスの29HP、13年がサファテの25HPと毎年のように最多HP投手が変わり、この間、30HP以上をマークしたリリーフ誰もいなかった。
 
 リリーフ陣に苦戦してきた西武だが、15年は増田達至がセットアッパーに定着し、最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得。昨季は前年まで先発していた牧田和久がリリーフに転向し、32HPをマークした。

 今季も牧田がセットアッパーを務めるのか…。それとも、新外国人のシュリッターをはじめ、サウスポーの武隈祥太などが務めるのか注目だ。

◆ 西武の最近10年間の年度別最多HP投手

07年 27HP 三井浩二 
08年 29HP 星野智樹
09年 23HP 星野智樹
10年 25HP 藤田太陽
11年 27HP ミンチェ
12年 29HP ウィリアムス
13年 25HP サファテ
14年 26HP ウィリアムス
15年 42HP 増田達至
16年 32HP 牧田和久

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