【第89回選抜野球大会】
○ 報徳学園 4 － 0 前橋育英 ●
＜3月26日　2回戦＞

　初回に鮮やかな速攻を見せた報徳学園（兵庫）が前橋育英（群馬）に完封勝利。ベスト4進出を果たした2009年以来となる選抜8強入りを決めた。

　報徳学園は初回、前橋育英の先発・根岸の乱調につけ込み一死満塁の好機を作ると、5番神頭の遊ゴロの間に先制。さらに続く好機で、6番池上、7番長尾の連続適時打で4－0とリードを広げた。

　投げてはエース右腕の西垣が、9回を4安打10奪三振の快投で完封勝利。西垣は初戦の多治見（岐阜）戦でも7回無失点と好投しており、これで今選抜は16イニング連続無失点とした。

　対する前橋育英は、先発右腕の根岸が1回4失点と誤算。2回から登板したエース左腕・丸山は7回無失点と好投したが、打線が相手先発・西垣を攻略できなかった。