大島洋平 ,
苦しむチームで孤軍奮闘を見せる大島(C)KYODO NEWS IMAGES

◆ ファン投票スタート!

 5月16日から始まったオールスターゲームのファン投票。今年は7月14日(金)、15日(土)の2日間に渡って夢の球宴が開催される。

 年に一度のお祭り。それがわが町にやってくるとなれば、夏が待ちきれないのも当然のこと。アメリカのような街中を巻き込んだ熱狂ムードはないにしても、その地域の野球ファンは“いつもと違う夏”に心躍らせることだろう。

 しかし、今年は…?

◆ 開催地のチームが最下位…

 今年の開催地は名古屋と千葉。14日がナゴヤドームで19時に、15日はZOZOマリンスタジアムで18時にそれぞれ試合開始となる。

 ところが、その球場を本拠地としているチームはというと…。中日もロッテも、ともにリーグ最下位に沈んでいる状態だ。

 37試合終了時点で12勝22敗3分と、2ケタの借金を抱えている中日。ビシエドとゲレーロの助っ人コンビが調子を上げてきているのは吉兆であるが、総得点114はリーグワースト。さらに開幕から1カ月半が経った現時点で先発投手の白星はわずかに5つと、なかなか投打が噛み合わない。

 一方のロッテはもっと深刻な状況。36試合消化で9勝26敗1分の借金「17」をマーク。早くも自力優勝消滅などというワードまでチラついているほどだ。

 チーム打率.188は12球団ワースト。2割を切っているのは唯一で、得点が2ケタ台(93)というのも12球団でロッテだけ。それでいて失点も12球団ワーストの182点と、苦しい戦いが続いている。

◆ “大家さん”阻止へ…

 せっかくの本拠地開催で、ただ場所を貸すだけというわけにはいかない。ここから全メンバー決定の7月3日(月)までに巻き返すことができるか。中日、ロッテの逆襲に注目が集まる。

 中日の筆頭候補は大島洋平。苦しむチームのなかで孤軍奮闘を見せる攻守の要は、ここまで全37試合に出場してリーグ4位の打率.335をマーク。今年最初の月間MVPにも選出された。得点圏打率もリーグ2位の.414を記録するなど勝負強さも光っており、ファン投票での選出にも期待がかかる。

 また、投手では来日3年目のベテラン左腕・バルデスが好投中。成績こそ1勝1敗に留まっているものの、8試合の登板で防御率はリーグ2位の1.98をマーク。フル回転でローテーションを支えている。

 ロッテも投打ともトップ10に載る選手がいない。そもそも規定打席に到達しているのが鈴木大地だけで、好スタートを切ったキャプテンも今は打率.272というところに落ち着いている状態だ。

 投手の方も、規定に到達しているのは涌井秀章と唐川侑己の2人だけ。涌井はここまで1勝4敗、防御率4.40と苦しい戦いを強いられており、唐川も1勝6敗で防御率4.89と5つもの負け越しを作っている。

 せっかくの地元開催…。ホームのファンを喜ばせるためにも、中日とロッテからメンバーに入る選手が出てきてもらいたいところ。ここからの約1カ月半でファン、首脳陣にアピールする選手は現れるのか。両リーグ最下位チームの奮闘に注目だ。

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ベースボールキング編集部

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