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復活の今季初勝利「チャンスだと思った」ヤクルト・由規投手(27歳) スポーツ人間模様

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今季初勝利を挙げ、笑顔でインタビューに応じるヤクルト・由規=2017年5月17日 東京ドーム 写真提供:共同通信社
復活。昨日のピッチングは、この2文字がピッタリでした。
由規がきのうの巨人戦に先発。7回を2安打無失点に抑え、今季初勝利をあげました。
ローテーションでいけば、山中。
しかし、コンディションがいまひとつで出番が回ってきた。中11日。

「チャンスだと思った」

とこれまでとは違う一面をアピールしています。精神面で大きな進化が。

「登板のたびに毎回、緊張している。でも、昔はマウンドに上がるだけで、頭の中が真っ白になった。今はそれがない。冷静です」

と、淡々と話しています。

2013年、右肩手術を経て、昨日の試合では昨年の8月4日の広島戦以来、久々の勝利投手に。昨年勝利した広島戦では、

「1度投げたら、10日以上肩を休めなくてはいけない」

と説明しており、結局昨シーズンは5試合を投げて、2勝3敗。オフは、ダルビッシュ、大谷などの自主トレへ参加しました。自ら申し出て実現したものです。当初、ダルビッシュには、

「体をしっかりつくってきてほしい」

と言われ、昨年よりも3キロ増の87キロで臨んだそう。キャッチボールの投げ方から教わったとのことです。

速球投手は、リスクが伴う。由規が全国区の知名度を得たのは、スピードガンが叩きだす数字。05年仙台育英高へ進学した際は、控えの内野手でした。中学まで野球と陸上の二刀流だったからです。

素質が開花していくのは高校時代。1年秋に球速が10キロ以上もアップして140キロ台となり、3年夏の甲子園では155キロに。直後の日米野球では157キロと自己最速を更新していきます。

プロ入り後は1年目から勝ち星をあげて、スポットを浴びたのは3年目のシーズンでした。2010年7月、158キロと自己最速記録を。翌8月には当時、日本人最速の161キロをマークしています。これは、14年10月、日本ハム・大谷が162キロを出すまで、日本人投手最速。

一方で、巨人戦に強いことで、注目度がアップしていきます。
08年、チームは対巨人8連敗を喫していましたが、プロ2度目の登板で、このシーズンのリーグ優勝を果たした巨人を2安打に抑えて、1軍初勝利を飾りました。
対照的に、右肩痛を発症したのも巨人戦。
11年9月、勝ち投手になったものの、今までに経験したことがない、肩の痛みが…。

右肩の関節唇(しん)や鍵盤などが、ささくれだってしまう。
職業病とは言っても、聞いているだけでこちらまで痛くなってきます。

今年、由規は、「フル回転」を目標に掲げました。同時に、

「中6日で投げないと、先発とはいえません。今年もダメなら、クビを覚悟している」

という背水のシーズン。完全復活するか否かで、チームの上位浮上がかかっています。

「期待以上だというと失礼。素晴らしい内容だった。」

真中監督の笑顔が印象的でした。

5月18日(木) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」



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