○ 西武 2 - 0 オリックス ●
<14回戦 メットライフ>

 西武が完封勝ちで6連勝とし、貯金は今季最多の「12」。先発の菊池雄星が7回12奪三振無失点の快投を見せ、2年連続となる2ケタ10勝目に到達した。

 菊池は立ち上がりから右打者の胸元にズバズバと投げ込み、圧巻の奪三振ショーを展開。1点リードの5回は、捕手・炭谷の野選もあり無死満塁としたが、2番西野を二ゴロ、3番吉田正は投ゴロ併殺に仕留めピンチを脱した。

 6回も先頭の4番ロメロに二塁打を浴びたが、続く5番小谷野を渾身の内角直球で見逃し三振。二死一、二塁から8番大城も空振り三振に仕留め、7回118球、5安打12奪三振2四死球の内容で降板した。

 8回はシュリッターがピンチを作るも、左翼・金子侑の好捕もあり零封。9回は守護神・増田が20セーブ目で締め、完封リレーで逃げ切った。

 菊池はこれで、楽天・則本、ソフトバンク・東浜と並ぶリーグトップの10勝目(4敗)。さらに、防御率を再び1点台(1.96)に乗せ、こちらも前日までトップだった楽天・岸を上回り、投手タイトルリーグ二冠に浮上した。

 打線は3回、3番浅村の適時内野安打で先制。その後はなかなか追加点を奪えなかったが、8回は4番中村が天井に当たるファウルで観客を沸かせたあと、今度は完璧な23号ソロを左翼席へ運び、貴重な2点目を叩き出した。

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