○ 日本ハム 3 - 0 オリックス ●
<25回戦 札幌ドーム>
日本ハムが本拠地最終戦に勝利。「4番・投手」で先発した大谷が圧巻の今季初完封で3勝目(2敗)。打っても先制点につながる中前打を放ち、投打に渡る活躍で本拠地ファンを沸かせた。
投手・大谷は1回表、早打ちのオリックス打線をわずか7球で3者凡退。2回は6番武田を162キロの直球で空振り三振に仕留めるなど、序盤の3イニングをパーフェクトで乗り切った。
打席では1回裏、二死二塁の先制機で打席に入るも、オリックス先発・金子の変化球に崩され一ゴロ。しかし4回の第2打席、一死から痛烈な中前打でチャンスメイクすると、その後満塁から、7番大田が走者一掃となる3点適時二塁打を放った。
マウンドでは4回までパーフェクト投球を続け、吉井投手コーチは「何も言うことないよ。みなさん、きょうは大谷くんのピッチングをお楽しみください!」とコメント。5回は先頭の4番マレーロに初安打を許し、次打者にも四球を与えたが、下位打線を落ち着て退け反撃を許さなかった。
6回のピンチも凌ぎ、7回は5度目の3者凡退。8回は一死三塁とされたが、1番T-岡田を空振り三振に仕留め今季初の2ケタ10奪三振に到達。続く大城は二ゴロに退け、ここでも得点を与えなかった。
3-0で迎えた6回裏の第3打席は、際どいタイミングながら二ゴロ。8回は二死一、二塁の好機で4度目の打席に立ったが、空振り三振に倒れた。
続投した9回は併殺でピンチを凌ぎ、2安打10奪三振の快投で今季初完封。打っては4打数1安打1得点の成績で、圧巻の“リアル二刀流”劇場は幕を閉じた。