CS登板でもフル回転、打者4人をパーフェクト!
楽天は15日、西武とのCSファーストステージ第2戦に4-1で勝利し、ファイナルステージ進出へ逆王手をかけた。
先発・岸が初回から飛ばし、古巣打線を相手に7回途中無失点の快投。レギュラーシーズン最終登板から中4日ということもあり、4-0の7回、一死一塁の場面で降板。それでも代わった高梨が、5番森を3球三振。若き長距離砲に自分のスイングをさせず、見事なワンポイント救援で後続へつないだ。
高梨は大敗した初戦にも3番手として登板し、1番秋山、2番源田、3番浅村をわずか7球で3者凡退に抑えた。初の大舞台にも浮足立つことなく、2戦連続の好救援。2戦トータルで10球しか投じておらず、3連投も問題なさそうだ。
社会人・JX-ENEOSを経て、ドラフト9位で入団した苦労人。レギュラーシーズンでは46試合に登板し、1勝0敗14ホールド、防御率1.03の好成績を残した。シーズンが進むにつれタフな場面を託されるケースが増え、貴重な中継ぎ左腕としてフル回転。新人だがチームのAクラス復帰を支えた一人と言っていい。
引き分け以下でシーズン終了となる第3戦も、総力戦必至。西武打線には優れた左打者が揃っているだけに、今夜もドラ9左腕にかかる期待は大きい。