パCSファイナルステージ第3戦
○ ソフトバンク 7 － 5 楽天 ●
＜10月20日　ヤフオクドーム＞

　ソフトバンクが接戦を制し連敗ストップ。1勝のアドバンテージを含め、このシリーズの対戦成績を2勝2敗の五分に戻した。

　序盤は点の取り合い。楽天はソフトバンク先発・和田を攻め、初回にクリーンナップの3連打で先制。その後は追いかける展開が続いたが、2回は1番茂木、2番藤田の連続適時打で2点。5回は6番アマダーの特大2ランで同点に追いつき、和田を5回でノックアウトした。

　ソフトバンクも楽天先発・則本を序盤に攻略。先制を許した1回裏は3番デスパイネ、6番松田の適時打で逆転すると、3回は無死一、二塁の好機を作り、4番内川が3戦連発となる3ランを左翼席へ運んだ。

　中盤以降は続投した則本、ソフトバンク救援陣が踏ん張り試合は膠着状態に。試合が決したのは8回裏。ソフトバンクは楽天2番手・福山に対し二死一塁とすると、この試合7番に下がった中村晃が、意地の決勝2ランを右翼席へ運んだ。

　勝ち越したソフトバンクは、守護神・サファテが9回を締め、このシリーズ初勝利。先発の和田は5回5失点で降板したが、6回以降は救援陣が踏ん張った。