ニュース 2018.03.26. 11:45

オープン戦の全日程が終了…各部門のリーダーは?

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楽天・内田靖人

オープン戦が閉幕


 2月24日に始まったオープン戦も、3月25日で全日程を終了。各チームがシーズン開幕へ向けた仕上げを終えた。

 ここで気になるのは、チームの成績よりも個人の状態。というわけで、今回はシーズンでタイトルの対象となっている各部門の成績上位者をまとめてみた。

 若手がアピールに成功したのか、主力が貫禄を見せたのか。今オープン戦の個人成績を振り返ってみよう。


期待の大砲に開花の気配


▼ 打率
1位 .386 内田靖人(楽天)
2位 .368 鈴木大地(ロッテ)
3位 .366 荻野貴司(ロッテ)
4位 .364 倉本寿彦(DeNA)
5位 .340 島内宏明(楽天)

▼ 本塁打
1位 6本 バレンティン(ヤクルト)
2位 5本 デスパイネ(ソフトバンク)
2位 5本 レアード(日本ハム)
2位 5本 ゲレーロ(巨人)
5位 4本 内田 靖人(楽天)
5位 4本 宗 佑磨(オリックス)
5位 4本 メヒア (広島)
5位 4本 アルモンテ(中日)
5位 4本 横尾俊建(日本ハム)
5位 4本 岡本和真(巨人)

▼ 打点
1位 15点 岡本和真(巨人)
2位 14点 レアード(日本ハム)
3位 12点 内田靖人(楽天)
3位 12点 松田宣浩(ソフトバンク)
5位 11点 ビシエド(中日)
5位 11点 アルモンテ(中日)
5位 11点 山田哲人(ヤクルト)
5位 11点 福田永将(中日)
5位 11点 広岡大志(ヤクルト)

▼ 安打
1位 18本 島内宏明(楽天)
1位 18本 源田壮亮(西武)
1位 18本 京田陽太(中日)
4位 17本 坂口智隆(ヤクルト)
4位 17本 内田靖人(楽天)

▼ 盗塁
1位 5個 オコエ瑠偉(楽天)
2位 4個 加藤翔平(ロッテ)
2位 4個 宗 佑磨(オリックス)
2位 4個 吉川尚輝(巨人)
2位 4個 金子侑司(西武)
2位 4個 京田陽太(中日)
2位 4個 上林誠知(ソフトバンク)
2位 4個 神里和毅(DeNA)
2位 4個 大 和 (DeNA)
2位 4個 安達了一(オリックス)
2位 4個 島井寛仁(楽天)

▼ 出塁率
1位 .481 西川遥輝(日本ハム)
2位 .478 鈴木大地(ロッテ)
3位 .471 内田靖人(楽天)
4位 .438 島内宏明(楽天)
5位 .395 荻野貴司(ロッテ)


 オープン戦首位打者に輝いたのは、楽天の5年目・内田靖人。かねてから右の大砲候補として期待された22歳は、昨年ファームで本塁打と打点の二冠を達成。ただし、一軍ではなかなかその打棒を発揮することができず、ここまでの通算成績は31試合で打率.141、本塁打も2本のみとなっている。

 飛躍に期待がかかる今季は、オープン戦首位打者に加えて本塁打も5位タイ、打点でも3位タイ、安打は4位タイ、出塁率も3位と各部門で好成績をマーク。開幕してからも好調をキープできるか、注目だ。

 また、期待の大砲と言えば巨人の岡本和真。ドラフト1位で入団したプロ4年目の21歳は、ここまで大きな期待に応えることができていなかったものの、今年はオープン戦打点王に輝くなど猛アピール。本塁打も4本記録しており、なにより勝負強い打撃が目立った。今年こそ大輪の花を咲かせることができるだろうか。

 本塁打部門は外国人選手が上位を独占。それも4人ともNPBで2年以上プレーしているお馴染みの面々であり、それぞれが状態の良さをアピールした。昨シーズンに引き続き、本塁打王争いは外国人選手がリードする展開となるのか。こちらも目が離せない。


大役へ順調


▼ 防御率
1位 0.49 西 勇輝(オリックス)
2位 0.60 加藤貴之(日本ハム)
3位 1.06 酒居知史(ロッテ)
4位 1.13 岸 孝之(楽天)
5位 1.35 小笠原慎之介(中日)

▼ 勝利
1位 2勝 酒居知史(ロッテ)
1位 2勝 岸 孝之(楽天)
1位 2勝 小笠原慎之介(中日)
1位 2勝 田口麗斗(巨人)
1位 2勝 則本昂大(楽天)
1位 2勝 鈴木翔太(中日)
1位 2勝 武隈祥太(西武)
1位 2勝 桜井俊貴(巨人)
1位 2勝 高梨裕稔(日本ハム)
1位 2勝 バリオス(DeNA)
1位 2勝 野村祐輔(広島)
1位 2勝 ジー  (中日)

▼ セーブ
1位 3S 増井浩俊(オリックス)
1位 3S 平井克典(西武)
3位 2S ハーマン(楽天)
3位 2S 進藤拓也(DeNA)
3位 2S 篠原慎平(巨人)
3位 2S 国吉佑樹(DeNA)
3位 2S 石川直也(日本ハム)

▼ 奪三振
1位 22個 山岡泰輔(オリックス)
2位 20個 藤平尚真(楽天)
3位 19個 石田健大(DeNA)
4位 18個 秋山拓巳(阪神)
5位 16個 則本昂大(楽天)
5位 16個 武田翔太(ソフトバンク)
5位 16個 バンデンハーク(ソフトバンク)


 投手は勝率とホールドを除く4部門をまとめた。防御率トップはオリックスの10年目・西勇輝。勝ち星こそ1つも4試合に先発して自責は1だけ。開幕投手の大役に向けて順調な調整ぶりを披露した。

 期待の若手ではロッテの2年目・酒居知史が防御率3位、勝利数もトップタイの2つと好投。中日の高卒3年目・小笠原慎之介も防御率が5位でこちらも2勝と、良いアピールを見せている。

 良い形でオープン戦を終えた彼らはシーズンでも好調を持続することができるのか。


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