○ エンゼルス 3x - 2 ドジャース ●
<現地時間7月6日 エンゼル・スタジアム>
エンゼルスの大谷翔平選手が6日(日本時間7日)、ドジャースとのインター・リーグ(交流戦)に「6番・指名打者」でスタメン出場。ドジャース先発・前田健太投手に封じられるなど快音は聞かれなかったが、四球を選んだ9回に同点ホームを踏み、その後のサヨナラ勝ちにつなげた。
大谷は前田の内角攻めに苦しみ、2回のメジャー初対戦は、追い込まれたあとのチェンジアップを振らされ空振り三振。5回の第2打席は内角直球で詰まらされ、遊飛に倒れた。
7回の第3打席も、中継ぎ左腕・アレクサンダーの前に空振り三振。1-2の9回は二死無走者の場面で守護神・ジャンセンと対戦し、四球で出塁した。続くフレッチャーの打席で、大谷はメジャー2盗塁目となる二盗に成功。さらに、捕手・グランダルの悪送球も重なり、一気に三塁ベースを陥れた。
土壇場で二死三塁の好機を演出し、フレッチャーが期待に応え同点打を左前へ運んだ。エンゼルスはさらに、続くキンズラーも右翼前へポトリと落ちる安打をマーク。この打球の処理を焦った右翼・プイグが本塁へ悪送球すると、この間に一塁走者・フレッチャーが一気に生還。エンゼルスが逆転サヨナラ勝ちを収めた。
大谷は3打数無安打2三振ながら、最後は足で観客を魅了。チームにサヨナラ勝ちを呼び込み、打率は.278となった。
前田は気温40度越えの中、5回2/3を投げ、3安打9奪三振1失点の力投。勝利投手の権利を持って降板し、6勝目まであと一人と迫ったが、9回二死から守護神のジャンセンが崩れた。
ドジャースは悪夢のサヨナラ負けで、ナ・リーグ西地区首位の座から陥落。一方のエンゼルスは、借金危機から一転、貯金を再び1とした。