● アストロズ 2 - 5 エンゼルス ○
<現地時間8月30日 ミニッツメイド・パーク>
エンゼルスの大谷翔平選手が30日(日本時間31日)、敵地でのアストロズ戦に「5番・指名打者」で先発出場。1安打含む2出塁で2得点をマークし、チームの勝利に貢献した。
アストロズの先発は、今季すでに13勝(8敗)を挙げている11年のサイ・ヤング賞右腕バーランダー。大谷と右腕の対戦は今季4度目となり、初対戦こそ4打数無安打3三振と抑え込まれたが、8月25日(同26日)の対戦で本塁打を放つなど、通算10打数3安打、1本塁打2打点を記録している。
この日の第1打席は0-0の2回。大谷は先頭打者として2ボール2ストライクからの5球目を叩いたが、二塁手・アルテューベの好守に阻まれニゴロに打ち取られた。第2打席は0-0の4回。二死無走者の場面で打席に入り、2ストライクから落差のあるカーブを振らされ3球三振に倒れた。
エンゼルスはチーム全体でもバーランダーに苦戦したが、0-0で迎えた6回、1番カルフーンの右線二塁打、3番トラウトの左前打で一死一、三塁の好機を作り、4番アップトンが先制となる右前適時打を放った。
なおも一死一、二塁の好機で打席には大谷。アストロズのヒンチ監督は、ここでバーランダーから左腕のシップにスイッチしたが、大谷はじっくとボールを見極め四球を選んだ。満塁となり、続くシモンズが左中間突破の適時二塁打をマーク。一走・大谷も長躯ホームインを果たし、エンゼルスは4-0とリードを広げた。
第4打席は8回。一死無走者の場面で、中継ぎ右腕のデベンスキーと対戦した。高めに来た初球を力強く振り抜くと、打球は“大谷シフト”の頭上を突破する中前打。その後、三塁へ進むと、デベンスキーのボークにより5点目のホームを踏んだ。
先発のバーランダーにこそ苦戦したものの、3打席目以降に2出塁2得点をマークした大谷。この日は3打数1安打1四球の成績で、打率は.275となった。
エンゼルスは投げても、先発のヒーニーが6回5安打無失点の快投で8勝目(8敗)をマーク。アストロズとの4連戦初戦を制した。9月2日(同3日)の第4戦では、大谷が投手として先発予定。二刀流の再始動に注目が集まる。