雨の中で力投を見せる中日・松坂大輔 [写真=共同]

● 阪神 2 - 6 中日 ○
<21回戦・甲子園>

 中日が敵地で快勝。DeNAが敗れたため、リーグ最下位から脱出した。

 先発した松坂大輔はこの日が38回目の誕生日。「5回までしか投げられずに申し訳ない」と降板後に語ったものの、ピンチの連続もホームは踏ませない粘りの投球でしっかりと試合をつくり、2回KOとなった前回登板のリベンジに成功。5回を投げて95球、5安打、4奪三振の1失点という内容でリリーフ陣に後を託す。

 打線も松坂に白星というプレゼントを届けるべく序盤から奮起。初回は二死走者なしから大島洋平とダヤン・ビシエドの連打で1点を先制すると、3回には京田陽太の適時三塁打にはじまり、高橋周平の適時打、さらに松坂の“後輩”にあたる横浜高出身の福田永将にも適時打が飛び出し、3回終わって4-0とリードを広げた。

 さらに4回にも1点を加え、松坂が失点した直後の5回にも女房役の武山慎吾が犠飛を放って取り返す。力投の松坂を全員で後押しした。

 6回からは継投策。2番手ジョエリー・ロドリゲスは二死から1点を失ったものの、イニングをまたいで7回までの2回を1失点でつなぎ、8回は大ベテランの岩瀬仁紀、そして最後は佐藤優。投手リレーでリードを守りきり、中日が6-2で勝利を収めた。

 試合後、ヒーローインタビューに登場した松坂は甲子園での登板を振り返り、「このところストレートがあまり良くなかったんですけど、今日はスピードも出てくれて。甲子園という球場が力をくれたのかなと思う」とコメント。「プロに入ってからは登板する機会が少なくなってしまいましたが、特別な球場であることには変わりない」としながらも、ビジターチームとして訪れた甲子園という場所については「投げづらかったです」と笑った。

 また、このところ立て続けに発表された同世代の選手たちの引退については、「きょうは彼らの分の気持ちもこめて」と語り、「『ボクはもうすこしがんばるよ』という決意表明の日にしたいと思っていた」。

 その言葉の通り、世代の代表・松坂大輔ここにあり、という勇姿を見せて今季6勝目をマーク。チームを最下位脱出へと導いた。

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ベースボールキング編集部

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