バットを折られながらも中前適時打を放つエンゼルスの大谷

○ エンゼルス 4 - 1 レンジャーズ ●
<現地時間9月25日 エンゼル・スタジアム>

 エンゼルスの大谷翔平選手が25日(日本時間26日)、本拠地でのレンジャーズ戦に「4番・指名打者」で先発出場。6回に逆転劇の足掛かりとなる同点適時打を放ち、チームを2連勝へ導いた。

 大谷は初回、一死一、二塁の先制機で、レンジャーズの先発右腕・ガヤードと対戦。初球を引っ張った打球は痛烈なライナーとなったが、これを身長193センチの長身一塁手・グズマンがジャンプ一番で好捕。グズマンはそのまま一塁ベースを踏み、これが不運な併殺となった。

 0-1で迎えた4回も無死二、三塁の好機。ガヤードの3球目を弾き返したが、痛烈なゴロは遊撃手の正面へ飛んだ。レンジャーズ内野陣は同点覚悟の定位置守備を敷いていたが、遊撃手のアンドルスは捕球後、三走・フェルナンデスのスタートが遅れたのを見るや、バックホームを選択。結果、フェルナンデスは本塁憤死となり、大谷の結果は遊ゴロとなった。

 それでも1点を追う6回、前の打者・トラウトが敬遠され、一死一、三塁の好機で3度目の打席に入ると、代わった中継ぎ左腕のペレスから、バットを折りながらも中前へ弾き返す同点適時打を放った。4番の一打を足掛かりに、エンゼルスは打者9人を送り込む猛攻。一挙4点を奪い逆転に成功した。

 4-1の8回は、左腕・ペルハムの前に遊ゴロ。この日は4打数1安打、1打点1得点の働きで打率を.280とした。エンゼルスは先発・シューメーカーが5回1失点と好投。6回以降は救援陣が無失点リレーでつなぎ2連勝とした。

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