オリックス・バファローズは5日(金)、今シーズンの最終戦終了後に、今シーズン限りで退任する福良淳一監督に代わる新監督に、西村徳文ヘッドコーチが就任することを発表した。
オリックスの長村裕之球団本部長は試合後、「最終戦ということと、監督の退任、小谷野選手の引退試合というタイミング的に重苦しい感じになってしまったんですが、新聞等々に出ているので、きょう発表することになりました」と事情を説明。福良監督と共に辞任する意向だったという西村ヘッドコーチと話し合いを続けたことを明かし、その結果、「球団としてはヘッドとして3年間チームを見てくれて、チームにも選手にも愛着を持ってやっていただいている。チームも選手もレベルアップしたい気持ちが強い。そんな中、福良監督が作ったチームの野球を継続しながら、若い選手を引き続き育ててもらって、チームを何とかしたいと言ってくれた。監督としてもロッテで日本一になっている方ですから、パ・リーグの野球を知り尽くしているというのが、大きなポイントになりました」とチームを託すに至った経緯を語った。
チームはこの日、今シーズンの最終戦を京セラD大阪で迎えたが、福良監督は試合前に行われた総括会見において、新監督へのメッセージを求められると、「いえいえ。もうそこは何もないですよ。監督がやりたいことをやってもらえればそれでいいと思います」とエールを送っていた。西村ヘッドは、物腰の柔らかさと指導力、そして選手をフォローすることにも長けており、「西村ヘッドがチームをまとめてくれている」と選手たちからの信頼も厚い。
西村新監督は福良監督と同郷の宮崎出身で親交があったこともあり、福良監督の希望で2016年からオリックスのヘッドコーチに就任。プロ入り後、初めてロッテ以外のユニフォームに袖を通した。現役時代はロッテで首位打者や盗塁王を獲得する活躍を見せ、現役引退後はロッテで守備走塁コーチやヘッドコーチとしてチームに貢献。2010年から監督としてチームを率いると、リーグ3位から日本一となる「下克上」を成し遂げ、3シーズンにわたってチームを率いた。
西村新監督の就任会見は11日に大阪市内で行われる予定。現役時代に阪急、オリックス、近鉄の在籍経験がない監督は、2008年序盤まで監督を務めたテリー・コリンズ氏以来となる。
取材・文=どら増田
オリックスの長村裕之球団本部長は試合後、「最終戦ということと、監督の退任、小谷野選手の引退試合というタイミング的に重苦しい感じになってしまったんですが、新聞等々に出ているので、きょう発表することになりました」と事情を説明。福良監督と共に辞任する意向だったという西村ヘッドコーチと話し合いを続けたことを明かし、その結果、「球団としてはヘッドとして3年間チームを見てくれて、チームにも選手にも愛着を持ってやっていただいている。チームも選手もレベルアップしたい気持ちが強い。そんな中、福良監督が作ったチームの野球を継続しながら、若い選手を引き続き育ててもらって、チームを何とかしたいと言ってくれた。監督としてもロッテで日本一になっている方ですから、パ・リーグの野球を知り尽くしているというのが、大きなポイントになりました」とチームを託すに至った経緯を語った。
チームはこの日、今シーズンの最終戦を京セラD大阪で迎えたが、福良監督は試合前に行われた総括会見において、新監督へのメッセージを求められると、「いえいえ。もうそこは何もないですよ。監督がやりたいことをやってもらえればそれでいいと思います」とエールを送っていた。西村ヘッドは、物腰の柔らかさと指導力、そして選手をフォローすることにも長けており、「西村ヘッドがチームをまとめてくれている」と選手たちからの信頼も厚い。
西村新監督は福良監督と同郷の宮崎出身で親交があったこともあり、福良監督の希望で2016年からオリックスのヘッドコーチに就任。プロ入り後、初めてロッテ以外のユニフォームに袖を通した。現役時代はロッテで首位打者や盗塁王を獲得する活躍を見せ、現役引退後はロッテで守備走塁コーチやヘッドコーチとしてチームに貢献。2010年から監督としてチームを率いると、リーグ3位から日本一となる「下克上」を成し遂げ、3シーズンにわたってチームを率いた。
西村新監督の就任会見は11日に大阪市内で行われる予定。現役時代に阪急、オリックス、近鉄の在籍経験がない監督は、2008年序盤まで監督を務めたテリー・コリンズ氏以来となる。
取材・文=どら増田