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初戦から死闘…初の“鯉鷹決戦”は両者譲らず引き分けスタート

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広島・菊池涼介 (C)KYODO NEWS IMAGES
2018.10.27 18:30
広島東洋カープ 2 終了 2 福岡ソフトバンクホークス
マツダスタジアム

SMBC日本シリーズ2018・第1戦

広島 2 - 2 ソフトバンク
<10月27日 マツダスタジアム>

 プロ野球2018年シーズンの王者を決める『SMBC日本シリーズ2018』が27日に広島で開幕。マツダスタジアムで行われた第1戦は、最後まで両者譲らず延長12回規定により引き分けとなった。


 69年目にして初めて実現した“鯉鷹決戦”――。まず主導権を握ったのは、ホームの大声援を背に受けて戦う広島だった。

 初回、先発・大瀬良大地が危なげなく三者凡退で立ち上がると、その裏一死走者なしから2番・菊池涼介が左中間スタンドに叩き込む先制ソロ。ソフトバンク先発・千賀滉大の高めに浮いた速球を完璧に捕らえ、チームに先制点をもたらす。

 先制弾の興奮冷めやらぬなか、3番・丸佳浩は冷静に四球を選んで出塁すると、つづく鈴木誠也にも安打が飛び出し、5番・松山竜平がライトへの適時打。連打で1点を加え、初回から2点をもぎ取る幸先のいいスタートを切った。


 援護を受けた大瀬良は順調にアウトを積み重ね、3回まで一人の走者も許さぬパーフェクト投球。4回にユリスベル・グラシアルに四球を与えて初めての走者を出すも、4番・柳田悠岐を見逃し三振に斬って無安打投球を継続する。

 しかし5回、先頭の中村晃に初安打を許すと、つづく内川聖一にも安打を浴びて無死一・三塁のピンチ。そこから二者連続の内野ゴロで二死二・三塁としたものの、千賀の代打で登場したアルフレド・デスパイネのセンター返しの打球は二塁手・菊池が追いつくが、叩きつけて2バウンドになった送球を一塁手・松山が後逸。この間に二人が還り、2-2の同点。試合が振り出しに戻った。


 追いつかれた直後の5回裏、広島は代わったソフトバンクの2番手・武田翔太から先頭の安部友裕が安打で出ると、9番・大瀬良のところに代打・曽根海成を起用。確実に犠打で送ってチャンスを作るも、二死一・三塁から丸が二飛に倒れて無得点。ここから試合は両チームのリリーフ勝負となる。

 広島は6回を岡田明丈、7回は一岡竜司、8回はヘロニモ・フランスアと一人ずつ繋いでソフトバンクの強力打線を封じ込めていき、ソフトバンクは武田が毎回ピンチを招きながらも5回・6回を無失点にしのぐ気迫の投球。7回・8回は石川柊太がしっかりと無失点に抑え、スコアボードにゼロを並べていく。

 迎えた9回、広島はフランスアを続投。中村晃・内川という難敵を連続三振に斬るなど危なげなく3人で斬ると、ソフトバンクも同点の9回からストッパー・森唯斗を投入。かんたんに二死を取りながら、代打アレハンドロ・メヒアとの対戦中に顔をゆがめ、投手コーチが飛び出して来るというシーンも。結局メヒアを歩かせて不安が広がったが、次打者との対戦中に盗塁を試みた代走・上本崇司をソフトバンクの捕手・甲斐拓也が自慢の強肩で刺して3アウト。2-2のまま試合は延長戦に突入した。


 その後も試合はこう着状態がつづく。ソフトバンクは11回に二死満塁というチャンスを迎えるものの、代打の福田秀平が外野フライに倒れて勝ち越しならず。その裏、広島も先頭の鈴木誠也が安打で出塁するも、松山が併殺に倒れて好機を逸する。

 12回もソフトバンクは二死一・二塁で3番のグラシアルというチャンスを作ったが、ここは広島の8番手・中田廉が踏ん張って無失点。その裏、ソフトバンクはルーキーの高橋礼が登板。一死から四球で走者を背負い、広島はとっておきの代打・新井貴浩をコール。鳴り物応援が終了した球場にアカペラの応援歌と新井コールが沸き起こったが、結果は投ゴロ。走者は二塁に進んだものの、最後は左腕のリバン・モイネロが田中広輔を打ち取って試合終了。12回を終わって決着がつかず、第1戦は2-2の引き分けに終わった。

 ちなみに、これまで日本シリーズでは「延長は15回まで」だったが、今年は第7戦までは「延長12回までで打ち切り」と決められていた。第7戦までで決着がつかず、第8戦以降までもつれた場合は「延長回の制限を設けない」となっている。



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