日本ハム・公文克彦=札幌ドーム(C)KYODO NEWS IMAGES

◆ チーム1位の57試合登板、防御率2.17

 オリックスから自由契約となっていた金子千尋、“台湾の大王”との異名を持つ王柏融(ワン・ボーロン)の獲得を発表した日本ハム。今オフは的確な補強を施し、ストーブリーグを盛り上げている。

 2018年シーズンは、74勝66敗3分けのリーグ3位。一時は優勝争いに絡んだだけに悔しさも残ったが、二刀流・大谷翔平、クローザー・増井浩俊、セットアッパーのクリス・マーティン、正捕手・大野奨太らが抜けた中で、改めて“育成力の日ハム”を知らしめたシーズンだった。 

 特に大谷、増井、マーティンが抜けた投手陣は、チーム防御率リーグ2位の3.77と健闘。シーズン11勝の上沢直之はエースへの階段を駆け上がり、石川直也はクローザーとしての礎を築いた。そして、チームトップの57試合(54回)に登板したのが、中継ぎ左腕の公文克彦である。

◆ 万能型の救援左腕、奪三振率が高く右打者も苦にしない

 16年のシーズン終了後、吉川光夫、石川慎吾との交換トレードで、大田泰示とともに巨人から移った公文。巨人時代は4シーズンで計15試合の一軍登板にとどまっていたが、日本ハム加入後は1年目だけで41試合に登板し、3勝0敗3ホールド、防御率2.70を記録した。

 移籍2年目の今季はさらに飛躍。57試合登板で2勝0敗11ホールド、防御率2.17の好成績をマークし、今オフの契約更改では大幅アップを勝ち取った。

 もはやチームに欠かせなくなった公文。球界を見渡しても貴重な存在だ。今季のパ・リーグで公文を上回る登板数を記録した救援左腕は、楽天の高梨雄平(70試合・48回・防御率2.44)、ソフトバンクの嘉弥真新也(67試合・33回・防御率2.45)、ロッテの松永昂大(60試合・40回・防御率3.15)、西武の野田昇吾(58試合・41回・防御率3.51)の4投手。ただし、イニング数では公文の54イニングが最も多く、2.17という防御率も光る。

 上記の投手たちは左打者に対するワンポイント登板も多いが、今季の公文は左右まんべんなく対戦。左打者に対しては、110打数29安打で被打率.264とまずまず。一方、右打者は99打数22安打で、被打率.222をマークしている。特徴的なのはインステップ気味の投球フォーム。右打者視点で見れば食い込んでくるボールが厄介であり、嫌がる打者も多い。

 さらに、奪三振率が8.67と高く、四球との割合を示し、3.5を超えれば優秀とされるK/BBという指標では3.71を記録している。チームには師匠的な存在でもある宮西尚生(55試合・45回・防御率1.80)がいるため影に隠れがちだが、公文も宮西のように、貴重な救援左腕として存在価値を高めている。

 まだ26歳と若く、さらなる成長も期待できる公文克彦。いずれは侍ジャパンの一員として、国際舞台で腕を振る姿が見られるかもしれない。

この記事を書いたのは

ベースボールキング編集部

ベースボールキング編集部 の記事をもっと見る

【PR】U-NEXTで『SMBC日本シリーズ2026』をライブ観戦!

U-NEXT / 日本シリーズ

「U-NEXT」では、10月24日(土)に開幕するプロ野球『SMBC日本シリーズ2026』のうち、第1,2,3,6,7戦の最大5試合を見放題ライブ配信!

試合開始から終了までのライブ映像に加え、試合後のヒーローインタビューまですべて配信(見逃し配信も予定)。ライブ配信の時間に間に合わなかった方も、あとから好きなタイミングで名場面を見返せる。

U-NEXT月額プラン会員の方は追加料金なく見放題。はじめての方は、31日間無料トライアル登録で視聴可能。

シーズンの締めくくりとなる熱戦を堪能しよう!

POINT

① 日本シリーズを完全生配信(第1,2,3,6,7戦)

② 野球以外にも、映画・アニメなどの様々なエンタメコンテンツを視聴可能!

③ U-NEXT会員ならポイント利用で実質989円(税込)とお得に!

もっと読む