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新たな軸候補が順調な仕上がり!オリックスは台風の目となれるか

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オリックスの吉田正尚(C)KYODO NEWS IMAGES

ハタチの山本は先発に転向


 昨季のパ・リーグ4位からAクラス入り、そして23年ぶりの優勝を目指すオリックス。12球団で最もリーグ優勝から遠ざかっている球団であるが、オフには西勇輝がFAで阪神へ、金子千尋(※日本ハムでの登録名は「金子弌大」)は自由契約を経て日本ハムへと移籍。先発ローテーションを支えてきた2人が退団という苦しい船出になった。

 しかし、この春のキャンプでは西村徳文新監督が掲げた“競争”のなかで楽しみな選手が続々と登場。金子と西の2枚看板が抜けた先発陣では、昨季セットアッパーとしてブレイクした高卒3年目の山本由伸が猛烈なアピールを見せている。

 かねてから先発転向に期待がかかっていた右腕だが、キャンプ中の実戦でも好投を続け、2月26日に行われた「球春みやざきベースボールゲームズ」のロッテ戦でも3回を1安打、3奪三振で無失点と好投。順調な仕上がりで開幕ローテーション入りに大きく前進した。

 なかでも目を見張ったのが、そのストレートの威力だ。比較的温暖な宮崎とはいえ、2月下旬の時点で最速は150キロを超える。さらに先発転向でカギとなるであろうカーブも冴えわたり、緩急をうまく駆使した“先発仕様”の投球を披露した。


 ほかにも、来日2年目になる助っ人左腕のアンドリュー・アルバースが3回無失点とさすがの投球。昨季は前半だけで9勝を挙げる快進撃も、夏場に腰痛で戦線を離脱。シーズン通して活躍することはできなかった。今季は年間通してどんな数字を残すのか、期待がかかる。

 さらに、2017年のドラ1左腕・田嶋大樹も出遅れながらキャッチボールを開始。故障がちなタイプで焦りは禁物だが、ルーキーイヤーの6月までに6勝をマークした男が復活してくれれば心強いことこの上ない。


吉田正尚に大黒柱の貫禄


 投手陣だけではない。野手陣も期待の選手たちがしっかりと結果を残している。

 3月9日・10日に行われるメキシコ戦を戦う侍ジャパンのメンバーにも選出された吉田正尚が、紅白戦でバックスクリーンを超える特大のアーチを放った。高さは約10メートルと本拠地に比べれば低いものの、関係者は口を揃えて「見たことない」と語る驚きの一発だった。

 昨季は自身初となる規定打席に到達。143試合全試合に出場を果たした。腰痛との戦いもあってプロ入り当初はシーズン通しての活躍ができなかったが、オフの結婚も追い風にしてプロ4年目の大爆発に期待したい。


 その吉田とともに主軸を担うことが期待される新外国人のジョーイ・メネセスも好調を維持している。山本とアルバースが好投したロッテ戦で3安打の固め打ちを見せ、実戦では7戦連続安打と止まらない。昨季は3Aで本塁打と打点の二冠に加えてMVPも獲得しているだけに、期待は膨らむばかりだ。

 さらに、若手では高卒2年目の西浦颯大が躍動している。ここまでの実戦ではセンターのポジションでアピールを続けており、打率.333(27-9)と結果を残してきた。

 昨季は高卒1年目ながらファームで49試合に出場し、シーズン終盤には一軍デビューも果たしてプロ初安打も放った有望株。オープン戦でもこのまま好調をキープできれば、開幕スタメンの座も見えてくる。


 このように主軸はもちろん新外国人や若手も結果を残しているのは、西村監督にとって心強いことだろう。あとは新指揮官の舵取りがどうか。ロッテ時代に日本一も経験しているその手腕に注目だ。


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