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【東京城南ボーイズ】「高校で選手が伸びること」に主眼を置いた指導(前編)

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――少年野球や中学野球の一般的な教え方ではなく、だいぶ独特な教え方という印象を受けますが、そのような指導法に至った経緯を教えていただけますか?
「型にはめるような細かいことを最初から教えようとすると選手は反発するんですね。やるのはあくまでも選手ですから、選手主体で考えようというのが基本にあります。主語が指導者になって『俺がこうする』となると、どうしても選手の欠点に目が行ってしまうと思います。
そうではなくて自分でまずやらせてみて、それで困ったときにアドバイスをした方が選手は聞く耳を持つと思います。だから高校の監督によく言われますよ。城南の子たちは雑で細かいことはできないけれど、よく話を聞くって。細かいことは中学では教えていないから、そういうことに対する欲求も強くなるんでしょうね」


――試合や実戦での指示で気を付けている点などはありますか?
「判断基準を明確にすることですね。例えば基本的にストライクのボールは『打て』です。それはどんな状況でも一緒で、2球でツーアウトになった時の3人目のバッターでも初球がストライクなら『打て』ですね。実戦で実際に打たないと上達しませんから。ただ低めの膝頭のボールは『待て』です。低めの変化球、特にワンバウンドになるようなボールを見極めるためです。これもどんな場面でも一緒で、ツーストライクで追い込まれていて、膝頭に来たボールを見送り三振してもOKです。
逆にピッチャーの方もどんどんストライクを投げるように言います。守備練習は投手が打たれた時の練習をしているわけですから、打たれることは全くとやかく言いません。
試合は練習の成果を出す場所なので、3年生の最後の大会は勝ちにいきますけど、それまでは勝敗よりも『やろうとしていたプレーがいかにできていたか?』ということを言います。そうやって判断基準をはっきりさせてやることで、選手は迷うことがなくなって力がついていくと思います」

後編はどのように練習に取り組んでいるか、今まで指導してきた選手のエピソードなどについてお届けします。
(取材:西尾典文、撮影:編集部)


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