ニュース 2018.10.26. 12:45

【相陽中】巨人菅野も指導した内藤先生に聞く「部活動の意義」と「軟球と硬球」

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――軟球と硬球、ボールの違いはどう受け止めていますか。

内藤 一番差が出るのは、内野手の守備ではないでしょうか。とくに、低く速いゴロへの対応がなかなか難しい。ノックのときから、できるだけ硬式に近い打球を打つように心がけています。
 
――バッティングの違いは感じませんか。
内藤 さほど感じません。この間、日大三高で甲子園に出た教え子がグラウンドに来てくれて、いろいろと話をしました。はじめは、硬球を飛ばすのに苦労したそうですけど、練習を重ねていくうちに対応できるようになったようです。その理由を聞くと、興味深いことを言っていました。「中学時代にとにかく量を振ってきたので、振る力はあった。あとは、いろんな打ち方をやってきたことで、バッティングの引き出しがいくつかあった」。
 
――以前から、内藤先生の練習は見ていますが、本当にいろんな打ち方を教えていますね。
内藤 体全体を使ったフルスイング、手を先に出す意識で打つパンチショット、低めをヘッドを下げて打つことなど、いろんなことをやっています。「これしかできない」ではなく、中学時代にいろんな打ち方を経験して、バッティングに幅を持たせてあげたいのです。

 
――それが、高校での活躍にもつながっていくわけですね。
内藤 私がバッティングで大事にしているのは、強度と精度です。2つが両立できれば、おのずと結果は付いてきます。インパクトでボールがつぶれる軟球は、ボールの中心を少しでもずれると、強い打球が飛んでいきません。その分、技術的に難しくなるわけですが、精度=ミート力を高めるには適していると思います。練習では、ボールの中心を打つのはもちろん、あえて中心から上を打ったり、下を狙ってみたり、意識的にとらえるポイントを変えています。こうした練習が、バッティングの幅につながると思っています。
 
――この新チームから、中学軟式野球の公認球がB号からM号に変わりました。B号と比べると、直径が約2ミリ大きくなり、重さが約3グラム重くなりました。3カ月ほど使ってみての感想はいかがですか。
内藤 面白いですね。しっかりと振って、芯でとらえた打球は、B号以上に飛んでいく。ただし、ボールが重たくなっているので、振れない選手は重さに負けています。
 
――「ごまかせないボール」と言えるかもしれませんね。
内藤 インパクトでいかに負けないか。硬球につながっていくボールだと思います。(取材・文、写真:大利実)

*インタビュー後編に続きます。

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