○ ヤンキース 7 - 2 オリオールズ ●
<現地時間3月28日 ヤンキー・スタジアム>
ヤンキースの田中将大投手が28日(日本時間29日)、本拠地で行われた2019年のレギュラーシーズン開幕・オリオールズ戦に先発登板。安定した内容で5回2/3を6安打2失点(自責点1)に抑え、自身初となる開幕戦白星を手にした。
田中は1回表、打球が走者に当たる幸運なアウトもあり無失点スタート。その裏、ヤンキースは4番・ボイトの3ランで、幸先よく3点を先制した。直後の2回表、右腕は3者連続三振の快投で野手陣の援護に応えた。3回もテンポよく3者凡退で終えると、その裏に打線が1点を加え、ヤンキースのリードは4点に広がった。
田中は4回も簡単に二死を奪ったが、三塁への内野安打に失策が重なり、この試合初めて得点圏に走者を背負った。踏ん張りたい場面だったが、5番・ルイーズに中前適時打を許し4-1。それでも続くリカードは中飛に打ち取り最少失点で凌いだ。
5回は3度目の3者凡退で終え、勝利投手の権利をゲット。6-1の6回は二死二塁の場面で中越えの適時二塁打を浴び、ここで降板となった。続くピンチを2番手・オッタビノが抑え、田中は6回途中2失点。計83球を投げ、6安打5奪三振無四死球の安定投球。失策絡みの失点があり自責点は1で、防御率は1.59となった。
田中のメジャーでの開幕戦登板は、2017年以来2年ぶり4度目。日本人投手の計4度の開幕投手は、計3度の野茂英雄氏を抜いて最多となった。ヤンキースは4番・ボイトが計4打点を記録するなど打線も機能。本拠地で快勝スタートを切った。
▼ きょうの田中将大
・投球回:5回2/3
・球 数:83球
・奪三振:5個
・与四球:0個
・被安打:6本
・失 点:2点
▼ 日本人の歴代開幕投手
・野茂英雄(00年、03年、04年)
・松坂大輔(08年)
・黒田博樹(09年)
・田中将大(15年、16年、17年、19年)