ニュース 2019.08.08. 12:13

移籍元年から大台クリアのレアード 40発超えなら落合以来で33年ぶり!

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ロッテのレアード

“アジアの大砲”以来、14年ぶりのシーズン30発


 “幕張のスシボーイ”が球団史にその名を刻んだ。

 ロッテのブランドン・レアードは7日、本拠地で行われたソフトバンク戦の4回にロベルト・スアレスから一発を放ち、今季の通算本塁打が「30」に到達。球団では2005年のイ・スンヨプ以来、実に14年ぶりのシーズン30本塁打達成者となった。

 止まらない“スシボーイ”はその後、同点に追いつかれた直後の8回裏にも甲斐野央からレフトスタンド上段へ勝ち越し2ランを叩き込み、これがトップの山川穂高(西武)に1本差と迫る31号。3年ぶりのキングの座も視界に入ってきている。

 

40発超えなら“伝説の三冠王”以来


 レアードは今年が来日5年目のシーズン。日本ハムでは来日1年目から3年連続でシーズン30発以上、最終年は故障もあって出場機会を減らしたため30発には届かなかったものの、それでも120試合で26本塁打を記録するなど安定して本塁打を量産してきた。

 北海道の地でお寿司の魅力にハマり、本塁打を打った後の「スシポーズ」でもすっかりおなじみの看板選手となったものの、昨オフはなかなか新契約がまとまらず。そこで獲得に名乗りをあげたのが、長打力不足に苦しんでいたロッテだった。

 年明けに契約がまとまって電撃加入が決まると、鈴木大地や安田尚憲といった候補がいた熾烈な三塁のレギュラー争いを制してスタメンに定着。守備に就かず指名打者に回ることはあったものの、ここまで休みなく全102試合に出場して早々とシーズン30本塁打をクリアしてみせた。


 なお、シーズン30発は14年ぶりのことだったが、40発となれば1986年の落合博満(50本)以来で実に33年ぶりのことになる。球団でも3人(4度)しか達成されていない記録であり、クリアすれば“伝説の助っ人”として球団史に刻まれたその名前の輝きが一気に増すことだろう。

 シーズンも残すところ40試合ほど。レアードが本塁打の数を増やせば、その分だけチームも勝ち星に近づいていく。前半戦は思うような戦いができなかった時期もあったが、気が付けば4位タイに浮上して3位とは0.5ゲーム差。チームのCS争いという点から見ても、レアードの今後の活躍というのは大きなカギを握る。

 チームをさらに上位へと導くうえで、個人としてもどこまで本塁打の数を伸ばしていけるのか。“幕張のスシボーイ”から目が離せない。


▼ ロッテ・歴代シーズン本塁打ランキング
1位 52本 落合博満(1985年)
2位 50本 落合博満(1986年)
3位 43本 別当 薫(1950年)
4位 41本 レオン・リー(1980年)
5位 39本 ジョージ・アルトマン(1971年)
5位 39本 マイク・ディアズ(1989年)


ロッテ・シーズン30本塁打達成者


<1950年> ※当時は「毎日」
43本=別当 薫

<1960年> ※当時は「大毎」
32本=山内一弘

<1963年>
33本=山内一弘

<1968年> ※当時は「東京」
34本=ジョージ・アルトマン

<1970年>
30本=ジョージ・アルトマン

<1971年>
39本=ジョージ・アルトマン

<1977年>
34本=レロン・リー

<1978年>
30本=レロン・リー

<1979年>
35本=レオン・リー

<1980年>
33本=レロン・リー
41本=レオン・リー

<1981年>
33本=落合博満

<1982年>
32本=落合博満

<1984年>
31本=レロン・リー
33本=落合博満

<1985年>
52本=落合博満

<1986年>
31本=レロン・リー
50本=落合博満

<1989年>
39本=マイク・ディアズ

<1990年>
33本=マイク・ディアズ

<1993年>
30本=メル・ホール

<2001年>
31本=フランク・ボーリック
31本=デリック・メイ

<2003年>
32本=ホセ・フェルナンデス

<2004年>
35本=ベニー・アグバヤニ

<2005年>
30本=イ・スンヨプ

<2019年>
31本=ブランドン・レアード
※8月7日終了時点


文=尾崎直也

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