名将が導いた5年ぶりV
昨季は3度目の監督就任となった原辰徳監督の下、5年ぶりのリーグ制覇を果たした巨人。
しかし、8年ぶりの日本一を目指して挑んだ日本シリーズでは、ソフトバンクの前に4連敗で敗退。力の差を見せつけられる形で、戦いを終えた。
リーグ王者として迎える2020年は、昨年の忘れものを取りに行く戦い。継続して指揮を執る監督のさらなるマジックにも注目だ。
連覇に不可欠な菅野の復活
2020年の巨人軍において、何よりもキーポイントとなるのがエース・菅野智之の復活だ。
安定感抜群の成績で大黒柱に君臨していた右腕が、昨季は22試合の登板で11勝6敗も、防御率はキャリアワーストの3.89。腰痛などの影響から戦線離脱を強いられ、プロ入り後はじめて規定投球回に達することができなかった。
その菅野に代わってエース級の働きを見せ、昨季セ・リーグの投手三冠に輝いた山口俊がメジャー挑戦のため退団。その穴を埋めるためには、まずは菅野が自身の投球を取り戻すことが最優先となる。
本人も今季のリベンジにかける想いは強く、キャンプやオープン戦では新たなフォームを試すシーンも。オープン戦では4試合・17イニングを投げて防御率1.59という快投で復調を印象付け、自粛期間開けの練習試合でも好投。開幕に向けた準備を進めてきた。
3年連続6度目の大役へ、待ちに待った開幕戦のマウンドで完全復活の第一歩を踏み出すことができるか。巨人の背番号18から目が離せない。
ワールドチャンピオンが日本一の使者に?
打線では、昨季メジャーリーグのワールドシリーズを制したワシントン・ナショナルズから、外野手のヘラルド・パーラを獲得。メジャー通算1312安打の実績に期待がかかっている。
いわゆる外国人らしい一発長打のあるタイプというイメージではなく、勝負強い打撃と高い守備力でチームに貢献する選手。坂本勇人に丸佳浩、岡本和真と並ぶ中軸の後ろに構え、相手投手にプレッシャーをかける役割がメインとなるか。
昨年はお子さんがハマっていたという「ベイビーシャーク」を登場曲に用い、打席への登場時や安打を放った際には、球場中のファンが両手を大きく叩く“シャークダンス”でパーラを讃えるというシーンが定番に。それがナショナルズ全体を勢いづけ、ワールドチャンピオンへと続く快進撃の象徴になった。
残念ながら今季のプロ野球は無観客での開幕が決まっているが、球場にファンの姿が戻った際には、“シャークダンス”が巨人を日本一へと導く幸運の象徴となるか。こちらも注目だ。
読売ジャイアンツ
監督・コーチ(一軍)
83 原 辰徳(監督)
77 元木大介(ヘッドコーチ)
87 吉村禎章(作戦コーチ)
90 後藤孝志(野手総合コーチ)
89 石井琢朗(野手総合コーチ)
81 宮本和知(投手チーフコーチ)
73 三澤興一(投手コーチ)
86 古城茂幸(内野守備・走塁コーチ)
79 相川亮二(バッテリーコーチ)
74 村田善則(ブルペンコーチ)
ジョン・ターニー(S&Cコーチ)
穴吹育大(S&Cコーチ)
監督・コーチ(二軍)
80 阿部慎之助(監督)
75 村田修一(野手総合コーチ)
85 杉内俊哉(投手コーチ)
78 木佐貫洋(投手コーチ)
70 片岡治大(内野守備・走塁コーチ)
84 松本哲也(外野守備・走塁コーチ)
82 實松一成(バッテリーコーチ)
白水直樹(S&Cコーチ)
芹澤隆介(S&Cコーチ)
監督・コーチ(三軍)
72 井上真二(監督)
76 二岡智宏(総合コーチ)
103 金城龍彦(野手総合コーチ)
102 山口鉄也(投手コーチ)
106 会田有志(投手コーチ)
104 藤村大介(内野守備・走塁コーチ)
105 加藤 健(バッテリーコーチ)
石森 卓(S&Cコーチ)
伊藤 彬(S&Cコーチ)
巡回コーチ
71 水野雄仁(巡回投手コーチ)
100 山崎章弘(巡回打撃コーチ)
投 手
12 ルビー・デラロサ
13 戸郷翔征
15 澤村拓一
17 大竹 寛
18 菅野智之
20 エンジェル・サンチェス
21 岩隈久志
23 野上亮磨
26 髙橋優貴
28 田口麗斗
30 鍵谷陽平
31 畠 世周
32 堀田賢慎
33 太田 龍
35 桜井俊貴
40 古川侑利
41 中川皓太
42 C.C.メルセデス
45 今村信貴
46 鍬原拓也
47 藤岡貴裕
49 チアゴ・ビエイラ
50 戸根千明
53 髙田萌生
54 直江大輔
57 高木京介
58 宮國椋丞
62 横川 凱
64 大江竜聖
68 池田 駿
91 井上温大
93 沼田翔平
95 堀岡隼人
96 ナティーノ・ディプラン
<育成>
003 山川和大
011 髙井 俊
012 平井快青
013 谷岡竜平
015 巽 大介
017 山上信吾
018 田中豊樹
019 田中優大
020 橋本篤郎
023 與那原大剛
025 レイミン・ラモス
捕 手
22 小林誠司
24 大城卓三
27 炭谷銀仁朗
38 岸田行倫
67 山瀬慎之助
69 田中貴也
<育成>
005 広畑 塁
007 小山翔平
010 高山竜太朗
内野手
00 吉川大幾
0 増田大輝
5 中島宏之
6 坂本勇人
25 岡本和真
29 吉川尚輝
37 若林晃弘
51 田中俊太
52 北村拓己
56 山本泰寛
60 菊田拡和
61 増田 陸
65 松井義弥
93 湯浅 大
<育成>
001 比嘉賢伸
002 平間隼人
008 折下光輝
021 黒田響生
026 エスタミー・ウレーニャ
外野手
2 陽 岱鋼
8 丸 佳浩
9 亀井善行
36 石川慎吾
39 立岡宗一郎
43 重信慎之介
44 イスラエル・モタ
59 松原聖弥
66 村上海斗
88 ヘラルド・パーラ
94 加藤脩平
99 山下航汰
<育成>
004 笠井 駿
006 加藤壮太
009 八百板卓丸
022 荒井颯太
まとめ
▼ 読売ジャイアンツを展望!
ワールドチャンピオンがやってくる
巨人・“新加入”名鑑2020
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将来を見据えた“好素材”が多数
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