ロッテ・藤原恭大[撮影日=2020年2月6日]

◆ 手応えを掴みつつある打撃

 ロッテの2年目・藤原恭大は、着実に成長した姿を見せている。

 8日と9日に行われた楽天モンキーズとの国際交流試合では、1戦目が本塁打を含む4安打3打点、1盗塁、2戦目も安打を放った。特に2戦目は、第4打席まで無安打だったが、9回の最終第5打席でライト前にヒットを放ち、無安打で終わらないところがさすがだ。

 その他の打席を見ても、8日の1戦目の第2打席、2戦目の第4打席はボール球に手を出さず、しっかりと見極めて四球を選ぶなど、選球眼も上がった印象だ。

 藤原は自主トレでは、「一番は打撃をやりたいと思います」と黙々とバットを振り込んできた。そのなかで、「トップの位置を低くするのと、レベルスイングでという意識してやっています」とテーマを置いて打撃練習に取り組んできた。

 「そのスイングができたときは、自分が思った打球がいっていると思うので、去年に比べて自分の形というのがわかってきた。そこは良い部分かなと思います」。

 「しっかり逆方向意識でできているので、2戦目は変化球が多かったんですけど、しっかり最後までボールを見れたかなと思います」。

 オフから取り組んできた打撃に手応えを掴みつつある。その一方で、投手と実際に対戦して見えてきた課題もある。

 「まだまだ完成度が低いですし、逆方向を打つということは手で操作してしまうことが多いので、上半身に頼りすぎずに、下半身主導というのが打撃の基本だと思う。そこは見つめなおしてというか、打撃練習のときに意識してやっていきたいと思います」。

 今後さらに打撃の精度をあげていくためにも、「成長していかないといけない。そこはやっていきたいと思います」と力を込めた。

◆ 武器である足

 藤原の武器といえば“足”。楽天モンキーズとの試合でも、1戦目、2戦目ともに盗塁を決めた。

 この2試合に関しては「あんまりマークをされていなかったので、なんともいえないですけど、もう少しスタートを意識してやっていければいいなと思います」と振り返った。

◆ 那覇遠征メンバー入り

 春季キャンプが終われば、14日からは開幕一軍入りを賭けたサバイバルレースがスタートする。藤原も那覇遠征メンバーに選ばれた。

 外野は昨季打率.315をマークした荻野貴司、ソフトバンクからFAで加入した福田秀平、昨季途中加入ながら14本塁打を放ったマーティン、さらには清田育宏、角中勝也、岡大海とライバルが多い。

 「レベルもあがってきますし、緊迫した試合が続いていく。その中で結果を出し続けないと試合に出られない立場。そこを意識しながら、内容にこだわらないといけない部分もあるんですけど、やっぱり結果にこだわってやりたいと思います」。

 2年連続の開幕一軍、レギュラーを掴むためにも、“結果”にこだわっていく。

取材・文=岩下雄太

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