ロッテ・佐々木朗希

 ロッテのドラフト1位ルーキー・佐々木朗希(大船渡高)が13日、プロ入り後初めてブルペンに入り、立ち投げの投球練習を行った。

 ついに、その時がきた。9時56分、ブルペンに入るなり、吉井理人投手コーチが「お待たせしました〜」と話すと、横山陸人に続いて佐々木朗もブルペンに入ってきた。

 ブルペンには田村龍弘、柿沼友哉、佐藤都志也の捕手3人がいたが、横山のボールは佐藤都志也が受けることになり、田村、柿沼の2人のどちらかが佐々木朗のボールを必然的に受けることになるが、なかなか決まらない。

 「2人で立っていて、来た方が捕るという話をしていて、(佐々木)朗希が迷っていたので、勝った方がとなって」(柿沼)と、最後は田村と柿沼がジャンケンをし、グーを出した柿沼が田村に勝利したため、柿沼が佐々木朗の球を受けることになった。

 左足を高くあげたフォームから投げられたボールは、パーンというものすごいミットの音が、ブルペン中に響いた。柿沼からは「ナイスボール」、「良いボール」と声が飛ぶ。テンポよく、力強いボールが次々と柿沼のミットに吸い込まれ、10時07分にブルペンでの投球練習を終えた。

 佐々木朗のブルペンを見守った井口資仁監督は、「立ち投げではありましたけど、かなり威力のある球で、想像以上に仕上がりが良いなと感じました」と評価し、「まだまだ調整段階だと思いますけど、今年ブルペンで見たなかですでにナンバー1かなと思います」と絶賛した。

 佐々木朗希は、プロ入り後初のブルペンに「傾斜を使って投げられて良かったと思います」と振り返った。

 ロッテには、種市篤暉、岩下大輝と速球派のピッチャーが多いが、佐々木朗の球を受けた柿沼は「比べることは難しいですけど」と前置きをしたうえで、「腕の長さだったり、しなやかさだったり、種市、岩下といった強いボールを投げるピッチャーとも違うようなタイプ」と話した。

 佐々木朗希のボールを見て、ものすごくワクワクする気持ちになった。この先、どのように成長していくのか今から楽しみでならない。

取材・文=岩下雄太



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岩下雄太

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