ロッテ・レアード

◆ 昨季はチーム本塁打が激増

 ロッテは昨季、本拠地であるZOZOマリンスタジアムの外野席手前に『ホームランラグーン』と呼ばれるエリアを新設。18年までのフェンスの位置から最大で4メートル手前に外野フェンスがせり出したことや、日本ハム時代に本塁打を量産していたレアードの加入もあり、チーム本塁打は増加した。

 これまでは本拠地・ZOZOマリンでは、11年から18年にかけて8年間チーム本塁打が100本を超えたシーズンが一度もないなど、長打力不足が長年の課題だったが、昨年は“強く振る”ことをチーム全体で掲げ、チーム本塁打数はZOZOマリン移転後最多となる158本塁打を記録している。

 選手個人でも、日本ハム時代の16年に本塁打王の獲得経験もあるレアードが32本のアーチを描き、球団では2005年に30本塁打を放ったイ・スンヨプ以来14年ぶりとなるシーズン30発以上を記録。ちなみに今季40本塁打以上の選手が現れれば、1986年に50本塁打を放った落合博満氏以来34年ぶりの快挙となる。

◆ レアードと井上への期待

 現時点でマリーンズで40本塁打以上に期待がもてる選手は、レアードと2年連続で24本塁打を放った井上晴哉か――。春季キャンプ中に2人に、シーズン40本塁打について聞いてみた。

 レアードは「40本打てたら、それに越したことはないけど、まずは30本を目標に毎年やっている。そこに向かっていって、そのなかで40本塁打打てたら嬉しい」と、今季もまずはシーズン30本塁打をクリアすることを目標に掲げた。来日後のレアードのシーズン最多本塁打は、日本ハム時代に本塁打王に輝いた16年の39本塁打だ。

 一方の井上は「40本狙うつもりでやっていかないと。30本となるといつも24本とかになる。40本打つぞという気持ち」と、高い目標を掲げる。オープン戦でも2月29日の楽天戦、「自分のなかではまだまだですが、反応できているというのはあります」と、オープン戦初打席で松井裕樹からレフトスタンドへ豪快な一発を放った。

 福田秀平、マーティン、中村奨吾と長打を打てる選手もいるが、その中でもレアードと井上の2人にかかる期待は大きい。レアードと井上がシーズン40本塁打に迫ることができれば、“足”を使える選手も多く、“機動力”と“長打”を活かしたい相手投手にとっていやらしい攻撃陣となるはずだ。

▼ ロッテの歴代シーズン本塁打ランキング
1位 52本 落合博満(85年)
2位 50本 落合博満(86年)
3位 43本 別当 薫(50年)
4位 41本 レオン(80年)
5位 39本 アルトマン(71年)
5位 39本 ディアズ(89年)
7位 35本 レオン(79年)
7位 35本 ベニー(04年)
9位 34本 アルトマン(68年)
9位 34本 L.リー(77年)

▼ レアードと井上のシーズン最多本塁打
レアード:39本(16年)
井上晴哉:24本(18年、19年)

取材・文=岩下雄太

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この記事を書いたのは

岩下雄太

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