上々の復帰戦
コンディション不良で三軍調整を続けていた広島の松山竜平選手が12日、ナゴヤ球場で行われている中日とのファーム練習試合に「3番・指名打者」で先発出場し、実戦復帰を果たした。
2年目右腕・勝野昌慶の前に2打席凡退後も、6回の第3打席、イニングの先頭打者として打席に入ると、3番手・山井大介の外角高めを中前へ運び復帰後初安打。直後に代走を送られて、この日は3打数1安打でベンチに退いた。
松山は広島一筋13年目のベテランスラッガー。勝負強い打撃を武器に、ここ数シーズンは打線の中軸を任されてきたが、今季は5月末からコンディション不良により戦線離脱。調整の遅れが心配されていた。
一軍では「一塁」候補の堂林翔太やアレハンドロ・メヒアらが開幕スタメンを目指してアピールしているなか、ここにきて出遅れていたベテランが復活への大きな一歩。松山はこれから守備・走塁面も含めたリハビリ出場を重ねることになるが、まずは復帰初戦の快音で一軍首脳陣へ復調をアピールした。