FA市場注目の選手が続々と残留表明。残るは…
ヤクルトは19日、国内FA権を取得した石山泰稚投手(32)がFA権を行使せず、来季以降の契約に合意したと発表した。
石山は「シーズン途中から球団の方と話し合いを進めてきましたが、FA権を行使せず残留することと決めました。これからもスワローズの為に努力し、頑張っていきたいと思います」と球団を通じてコメント。同日に権利を行使せずに契約更新を発表した山田哲人に続いて、来季以降もツバメ軍団の一員としてプレーすることが決まった。
金足農高から東北福祉大、社会人のヤマハを経て2012年のドラフト1位で入団した石山は、ルーキーイヤーからチーム内2位の60試合に登板するなどフル回転。一時は先発転向を目指すも、2018年から守護神として9回のマウンドへ上がり続け、今季は44試合に登板して3勝2敗20セーブ、防御率2.01をマーク。チームが最下位に低迷したなかブルペンの絶対的存在として投手陣を支えた。
今オフは同じくFA権を新規取得した山田哲人、小川泰弘らとともに去就が注目されたが、山田哲人が一足先に残留宣言。石山もこれに続いて契約更新を正式に発表し、日本シリーズ後の申請期間を待たずに交渉が決着した。
2人の残留が決まり、残るは今季10勝を挙げたエース・小川。投手再建が課題のヤクルトにとってはチーム最多119イニングを投じた右腕が退団となれば大幅な戦力ダウンは避けられないだけに、その決断に注目が集まる。
ヤクルト・FA権保有選手
〇=新規取得<国内>
【投】石山泰稚 〇
【投】小川泰弘 〇
【内】山田哲人 〇
【内】荒木貴裕 〇
【投】近藤一樹 ※自由契約
<海外>
【捕】中村悠平 〇
【外】上田剛史 〇※自由契約
【投】石川雅規
【捕】嶋 基宏
【内】川端慎吾
【外】青木宣親
【外】雄平
【外】坂口智隆
【投】五十嵐亮太 ※現役引退
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※初出時、選手の年齢表記に誤りがございました。訂正してお詫び申し上げます。大変失礼致しました。