先発か中継ぎかは「現場の判断」
西武は27日、金銭トレードで日本ハムから獲得した吉川光夫投手(32歳)と正式に契約を結んだことを発表した。
背番号は今季限りで引退した高橋朋己投手が支配下時代に背負っていた「43」に決定。同日に行われた入団会見に出席した吉川は「前任の髙橋くんに負けないように頑張りたい」と意気込みを口にし、新天地での新たなスタートに向けて「すごく期待されているので、その期待に応えられるように頑張りたい」と決意を新たにした。
西武の印象については「すごく打つチームですし、二遊間がしっかり守れるチームでもあるので、すごくいいチーム」とコメント。「たくさん援護してもらえると思うので、その中でしっかりバッターと勝負していけるんじゃないかと思います」と、強力打線をバックにした来季を思い描いた。
自身の役割については「まだどこで投げるかは言われていないですが求められるところでしっかり結果を残せていければ」と語り、先発と中継ぎ、どちらでもいける準備をしていく構えだ。渡辺GMは「ここのところ中継ぎをやって結果が出ていないところもある。先発も視野に入れた中で現場がどう考えるかになる」と、現場の判断に委ねる考えだ。
吉川が今回の移籍を「僕にとってはすごいチャンスでもあるのでしっかり頑張りたい」と語れば、渡辺GMも「彼にとってもチャンスが多いチーム。自信を持ってやってほしい」と期待を寄せる。吉川の獲得理由については、「来季の戦力を考えた中でウチのニーズに当てはまるピッチャーであることと、まだまだ通用するボールを投げていた」と、改めて説明。「必ず戦力になってくれるんじゃないか」と期待を寄せた。