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ロッテ、昨季18勝5敗1分と勝ち越しも…ロメロ復帰のオリに要注意!?

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昨季2位のロッテ=ZOZOマリン(C) Kyodo News

大きく勝ち越し


 18勝5敗1分。

 この数字は、昨季マリーンズとオリックスの対戦成績だ。マリーンズは開幕2カード目となったオリックスとの6連戦に6連勝すると、続く京セラD大阪で行われた6連戦も5勝1敗。同一カード6連戦から3連戦に戻っても、9月11日〜14日かけて行われた3連戦は、1試合雨で流れたが、3連勝。チーム状況が下降していた10月23日〜25日(京セラD大阪)での3連戦は1勝2敗と負け越したが、昨季はZOZOマリンスタジアムでは11勝1敗と勝ち越すなど圧倒した。

 最初の6連戦は、今季最初のゲームとなった6月23日の試合で1点を追う9回に足を絡めた攻撃でサヨナラ勝ちしたように、6試合中5試合が3点差以内、6試合中4試合が1点差と、僅差のゲームが多かった。試合終盤までリードを許す展開も、相手のミスを活かしてワンチャンスをモノにし得点を奪うという攻撃が目立った。

 これまでは、チャンスで1本が出なかったり、早打ちで相手投手を助けてしまうということもあったが、昨季は“貧打”に喘ぎながらも、相手投手に球数を投げさせ出塁し、先を狙った走塁で相手を揺さぶり、相手のミスを見逃さず得点していった。投手陣も、勝利の方程式が確立され、1点のリードを守りきるという形ができていたのも大きく勝ち越した要因のひとつといえるだろう。

ロメロが復帰


 オリックスも昨季以上にマリーンズを研究して挑むことが予想され、年が変わっても、昨季の相性が今季も続いていくかどうかはシーズンが始まってみないとわからない。昨季は18勝5敗1分と勝ち越したが、19年は9勝15敗1分、18年が10勝14敗1分と負け越しており、油断は禁物だ。

 今季再びオリックスに戻ってきたロメロは、マリーンズサイドからすれば、しっかりとマークしておかなければ存在。楽天でプレーした昨季、浅村栄斗に打率.368、12本塁打、32打点と一方的にやられたが、ロメロにも打率.351、8本塁打、22打点と打ち込まれている。

 昨季の楽天打線はロメロが打つ前後に良い打者が揃っており、その勢いに飲まれた形になってしまったのかと思いきや、オリックス時代の19年もマリーンズ戦の打率.327、1本塁打、12打点と変わらず打たれている。しっかりと対策する必要がありそうだ。

 オリックスは2年連続最下位とはいえ、打線には吉田正尚、ジョーンズ、T-岡田がおり、シーズン終盤には頓宮裕真、大下誠一郎といった若手にも打たれていた印象が強い。投手陣も山本由伸、山岡泰輔、田嶋大樹がいる。山本は昨季開幕直後の対戦では得点を奪ったが、10月の対戦では主力が新型コロナウイルスで離脱していたとはいえ完璧に抑え込まれた。田嶋も先発ローテーションの関係だろうか、開幕直後の1度しか対戦がなかった。その1試合も7回途中3安打1点に抑えられている。

 ロメロが復帰し、投打に山本、吉田正という主軸がおり、吉田の前後に打てる打者が誕生し、山本、山岡に続く先発陣、リリーフ陣も昨季のマリーンズのように“勝利の方程式”が固定されるようなことがあれば、昨季のようにいかない可能性もある。それは、オリックスに限らず、他の球団でも同じだ。ただマリーンズが、1974年以来となる勝率1位での優勝をするために、今年もしっかりと勝ち越したい相手であることには変わりはない。今季最初の対戦となる4月6日からの3連戦で、勝ち越したいところだ。

文=岩下雄太
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