2021.05.03 18:00 | ||||
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安定感抜群のドラ1ルーキーに称賛の声
広島のドラフト1位ルーキー・栗林良吏投手(24)が、デビュー戦から続く連続試合無失点記録を「13」に更新し、2019年にソフトバンクの甲斐野央がマークしたドラフト制導入後の新人記録に並んだ。
栗林は3日・巨人戦の1点ビハインドで迎えた9回に登板。イニング先頭の5番・スモークを139キロのフォークで空振り三振に退け、ウィーラーを遊ゴロ、若林を一ゴロと危なげない投球で3人斬り。わずか11球の三者凡退で巨人打線を片付けた。
3日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の片岡篤史氏は、「抑え投手として三振をとれる、落ちるボールで空振りをとれるというのが強みだと思う」と、栗林の投球を振り返りつつ、「いまは怖いもの知らずで絶好調で来ていますけど、次は点を取られたあとですよね」と、いずれ訪れるであろう“試練”に直面した後の姿にフォーカス。
ただ、「いま見ている限りでは連打連打で攻略するのは難しいほどの投球を披露している」と、安定感抜群の投球を続けているドラ1ルーキーに称賛の言葉を続ける。
また、プロ野球の第一線で活躍してきた打者を淡々と打ち取る投球については、「待っていてもなかなかミートできない球質だと思うし、真上から投げ下ろす“角度”というのも最近の投手にはない要素じゃないか」と分析していた。
シーズン開幕から9回を任されている栗林は、ここまで13試合に登板してリーグトップタイの8セーブ、防御率0.00といまだ無失点。デビュー戦から14試合連続無失点の新人新記録樹立へ、ついに王手をかけた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』