好調オリックスから投打のキーマンが選出
日本プロ野球機構(NPB)は28日、「マイナビオールスターゲーム2021」のファン投票結果を発表。オリックスからは、先発部門で宮城大弥投手が、外野手部門では吉田正尚選手が12球団最多得票で選ばれた。
初出場の宮城は「本当に光栄なことだと思う。自分自身も嬉しい気持ちでいっぱいです。自信を持ってたくさんいいプレーをしていきたい」と喜びのコメントを語ると、話してみたい選手に西武の“無失点男”で、同じ沖縄出身の平良海馬の名前を挙げ、「8回とか9回とか投げられてますけど、どういう感じで試合に入っているのかなど、たくさん聞いてみたい。先発でも中継ぎでもそこは同じだと思うので」とコメント。中継ぎ部門で最多得票数を得た右腕との交流を楽しみにしていた。
また、オールスターの印象に残っている場面としては「(動画で見た)藤川球児さんとカブレラの真っ直ぐ勝負」を挙げ、 自身に関しては「少しでも自信を持てるように頑張りたい。三振というよりは、いい球でゴロアウトやフライをとりたい」と、シーズン同様のピッチングでセ界の打者たちを翻弄するつもりだ。
阪神のゴールデンルーキー・佐藤輝明の対戦に関しては「凄い打者だと思うし、抑えられたら今後の自信になるので、抑えられたら抑えたい」と対戦にも意欲を見せた。今月27日にはハーラートップの8勝目を飾り、同日に販売された新作のタオルが即日完売するなど、人気もうなぎのぼりとなっている。
一方、3回連続の出場となった吉田正は「2年ぶりなので、ファンの方もそうですし、自分自身も楽しみ。対戦できるピッチャーは誰でもやってみたい。勝ち負けよりはお客さんやTVで見ている方に楽しんでもらいたい」との思いを語り、最多得票数を獲得したことについては「大丈夫ですかね(笑)。チーム状況もあったのか。サトテル君(阪神・佐藤)かなと思っていたので。熱心なファンの方がたくさんいて、非常に嬉しいですし光栄です」と述べ、笑顔を見せた。
ホームランへの期待も高まるが、「(ホームラン競走は)出られたら頑張ります。ホームラン打ってファンの皆さんが喜んでいただければいいかなと思います。前回、甲子園で初めて出たので、1本でも出たらいいと思います。投票してくれた方の苦労に応えられるように(笑)」と意欲を見せた。
その他にも、見てみたい選手について尋ねられると、「新人とか見てない選手を見たい」と述べ、阪神の佐藤に関しては「魅力ある選手だと思います」と答えた。
今年のオールスターは7月15日にメットライフドームで、同16日に楽天生命パーク宮城で開催される。
取材・文=どら増田