7回3安打1失点の力投
楽天の田中将大は7回1失点と好投するも打線の援護がなく5敗目を喫した。
先発の田中将は2回、6番・渡邉に先制適時打を許すも、なおも無死一、二塁のピンチを凌ぎ最少失点。3回以降は中堅・辰己の本塁好送球に助けられるなどゼロを並べたが、7回3安打1失点の力投も勝利投手の権利は得られなかった。
打線は3回までに3安打4四球を記録し毎イニング出塁するも、立ち上がり不安定だった立野を捕えきれず3回までに6残塁。立ち直った右腕に4回以降は2イニング連続3者凡退に抑えられ、6回からは4人のリリーフ投手に封じ込まれた。
今季5度目の完封負けで日本ハム先発・立野にプロ初勝利を献上し、5敗目(3勝)を喫した田中将は、日本ハム戦は復帰後3戦3敗となった。
30日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた田尾安志さんは「田中というと、『負けないピッチャー』という印象が強かったんだけど、もう5敗もしっちゃったのかという驚きが強いですね」とコメント。
同じく解説を務めた谷繁元信さんは「ストレートが以前よりもスピードがでないんですよね。でも、なんとかスライダーやフォークで試合を作っていた」と振り返り、「マー君が投げる時にあんまり点数を取らないんですよ。だから、もうちょっと勝っていてもいいかなと思います」と5敗はしているが打線の援護に恵まれていないという不運な部分もあることを指摘した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』