右手親指を痛めた影響で中8日での登板
エンゼルスの大谷翔平選手(27)が4日(日本時間5日)、敵地でのレンジャーズ戦に「2番・投手」で先発出場。打撃では3打数無安打に倒れたが、投げては6回4安打1失点の好投し6勝目の権利を持って試合から退いた。
右手親指を痛めた影響で7月26日(同27日)のロッキーズ戦以来、中8日での登板。投打同時出場は今季13度目となった。初回は一死から二塁打と暴投で一死三塁のピンチを招くも、3番・ガルシアを浅めの右飛に退け二死。続くハイムも右飛に仕留め無失点スタートを切った。
初回は制球に苦しんだものの2回以降は安定。3回は二死から安打を許したものの、3つのアウトをすべて三振で奪った。4回は3番から始まるクリーンアップをテンポ良く3者凡退斬り。2点リードの5回は二死から得点面に走者を背負ったが、最後は9番・テリーを見逃し三振に仕留め勝利投手の権利を得た。
6回は先頭の1番・カイナーファレファに二塁打を許し、一死三塁後、3番・ガルシアの遊ゴロの間に失点。それでも最少失点で1点リードを保ち、6回86球、4安打1失点、6奪三振無四球の好投で防御率は2.93となった。
打撃ではレンジャーズの先発左腕・アラードの前に、初回の第1打席が見逃し三振。二死一、二塁の好機だった3回の第2打席はアラードの2球目が暴投となり、捕手がボールを見失う間に二塁走者のレガレスが判断よく先制ホームに滑り込んだ。大谷はなおも二死三塁の好機で一ゴロ。同じく二死三塁だった5回の第3打席は右飛に倒れ、この日の打撃は3打数無安打1三振で打率は.272となった。