2021.08.17 17:45 | ||||
横浜DeNAベイスターズ | 2 | 終了 | 6 | 阪神タイガース |
東京ドーム |
先発・青柳は6回2失点の粘投で9勝目
阪神が“怪物ルーキー”佐藤輝明の大活躍で接戦をものにした。
阪神は初回、DeNAの先発・濵口遥大から近本光司の二塁打とサンズ、大山悠輔の連続四球で一死満塁の好機を迎えると、「5番・右翼手」で先発した佐藤輝明の右翼フェンス直撃打で先制。後続が続かずに1点止まりに終わったが、3回に今度は右翼フェンスを越える21号ソロを放り込んでセ・リーグの本拠地制覇も達成した。
投げては先発の青柳晃洋が3回までオースティンのヒット1本に抑えていたが、4回に森敬斗の二塁打と佐野恵太の適時打で1点を返されると、四球とヒットで一死満塁となり、内野ゴロの間に同点とされてしまう。失策も絡んでピンチは続いたが、青柳が粘り強さを魅せると、6回に再び佐藤のバットが火を吹いた。
この回の先頭打者として打席に入ると、1ボール1ストライクから投じられた3球目のストレートを左中間スタンドに突き刺し、阪神が勝ち越しに成功。2打席連発の佐藤は今季の22号をマークし、田淵幸一さんが1969年に記録した球団新人記録に並び、1959年の桑田武(大洋)、86年清原和博(西武)が残した新人記録の31本までは、あと「9」と迫った。
佐藤の一打でリードを奪った阪神は、8回に梅野隆太郎、近本光司の適時打などで加点。一方の投手陣は、青柳の後をアルカンタラ、岩崎優、スアレスとつないで3連勝を飾った。
試合後、お立ち台に上がった佐藤は、左中間への勝ち越し弾に「逆方向にホームランがでるときはいいときなのでとても良い状態」と手応えを口にし、田淵さんの記録に並んだことについては「すごい偉大な方に並べたので光栄ですし、嬉しく思います」と語り、喜びをあらわにした。