球界最年長投手が決断
中日は30日、山井大介投手(43)が今季限りで引退することを発表した。
2002年のドラフト6巡目で河合楽器から中日に入団した山井は、1年目から31試合に登板して6勝(3敗)をマーク。その後も先発や中継ぎなど、様々な役割をこなし、2007年の日本シリーズ第5戦では、日本一に王手をかけた試合に先発登板して8回までパーフェクトピッチを披露した。9回は岩瀬仁紀投手が抑え、継投での完全試合を達成するとともに、53年ぶりの日本一にも貢献した。
球界最年長投手として今季を迎えた山井だったが、ここまで一軍での登板機会はなく、今季限りでユニホームを脱ぐことを決断。球団を通じて、「ドラゴンズ球団、歴代の監督、コーチ、スタッフ、自分に携わってくれたすべての人に感謝しています。ファンの皆さんのたくさんの声援のおかげでマウンド上では自分の持っている以上の力が出せたと思います。20年間、本当にありがとうございました」とコメント。中日一筋20年のプロ野球人生に終止符を打つ。
山井は、通算で335試合(1232投球回)に登板して62勝70敗32ホールド20セーブ、防御率3.75という成績を残している。