「勝ちの望みがない状態での継投」
中日は敵地で阪神に2連敗…。
2日の試合は先発したジャリエル・ロドリゲスが初回に3ランを浴びながら、その3点だけで7回途中まで投げ進む力投を見せたものの、打線が阪神先発・髙橋遥人を攻略できずに完封負けを喫した。
これで今季は10試合の登板で0勝4敗。
前回登板の9月25日・ヤクルト戦では、7回まで相手打線を無安打に封じる快投を見せ、8回途中1安打で無失点の投球ながら勝ち負けつかず。
今季は試合を作りながらも勝ち運に恵まれない日々が続いている。
この日の投球に関して、2日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した谷繁氏は「好投はしているんですが、味方の援護がなくて…」としつつ、“交代のシーン”について持論を展開した。
「この試合は7回一死で交代されたんですが、次が投手(髙橋遥人)という場面。そこで二死を取って、走者なしで1番の近本と勝負をして、7回を終わっての交代なら、もしかしたら味方が8回表に点を取ってくれるかもしれないじゃないですか。あの代わり方だと、もう負けか、負けが消えるかしかない。そういう交代が目立つんですよね」。
この点については、同じく番組に出演した高木豊氏も「前回のヤクルト戦もそんな感じ(※勝ちがない状態での降板)でしたよね…?ちょっとかわいそうだなと」とコメント。「このピッチャーを勝たせてあげられないと中日は苦しいですよ」と、成績と内容が伴っていない部分を強調する。
前回は無安打投球を続けていたこともあって、125球と球数がかさんだ中での8回途中降板。そして、この試合では球数ちょうど100球で7回途中の降板。イニングを投げきっての交代であれば“白星の望み”も残った状態での降板になるが、そうではなかった点を谷繁氏は気になった点として指摘した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』