楽天は4日、藤田一也内野手と来季の選手契約を結ばないことを発表した。

　石井一久取締役ゼネラルマネージャー（GM）兼監督は球団を通じて「藤田選手はイーグルスの歴史を作ってくれた大事な選手ですので、これからもプレーヤー以外のポジションで球団に残っていただけるような打診をさせていただきました。球団としても功労者である藤田選手の意思や決断の時間を尊重したい思いがあり、早い時期での発表とさせていただきました」と、来季の選手契約を結ばなかった理由、発表が早くなった経緯について説明。

　藤田は球団を通じて「球団から大変良いお話しをいただきました。イーグルスには感謝しかありません。野球選手としての大事な決断をするにあたり、現役へのこだわりも球団には理解していただいておりますので、しっかり考えていきたいと思います」と感謝を述べた。

　藤田は12年途中にトレードでDeNAから加入し、翌13年には二塁のレギュラーとして球団初のリーグ優勝、日本一に大きく貢献。13年から2年連続でベストナイン、ゴールデングラブ賞にも3度（13年、14年、16年）輝くなど、攻守でイーグルスを支えた。

（ニッポン放送ショウアップナイター）