今季は打率、得点、本塁打数ともリーグワースト
プロ野球のドラフト会議が11日に東京都内で開かれ、中日は1位で単独指名に成功した上武大・ブライト健太外野手(22)に続き、2位で駒大の鵜飼航丞内野手(22)を指名した。
ガーナ人の父を持つブライトは、184センチ84キロとスケールの大きな右の大砲。打つだけではなく50メートル走5秒9、遠投は100メートルと高い身体能力を誇る。今春から打撃が開花し、春のリーグ戦ではMVPとベストナインを受賞。大学野球選手権では2本塁打を放ち、一躍ドラフト上位候補となった。
鵜飼は1年春からリーグ戦デビューを果たし、2年秋には初本塁打を記録。3年秋からは4番を任され、右の大砲としてチームを牽引した。182センチ100キロのガッチリとした体格。大学では主に一塁と左翼を守った。
中日は今季ここまで、12球団1位のチーム防御率3.25を記録する一方、チーム打率、同得点数、同本塁打数はいずれもリーグワースト。迫力不足の打線に、魅力溢れる右の大砲が加わることになった。