10月は打率.452で猛チャージ
2021年も残りわずか。12月21日に放送されたフジテレビONE『プロ野球ニュース2021』では、毎年恒例となっている「年末大反省会SP」で解説陣が今季のプロ野球界を振り返り、新人とは思えない活躍ぶりを見せたDeNAのルーキー・牧秀悟について語った。
シーズン打率.314はセ・リーグ3位。22本塁打、71打点と、ルーキーらしからぬ数字を残し、新人の球団記録を塗り替える153安打は、長嶋茂雄さんと並び歴代5位の数字。8月には新人初となるサイクルヒットも達成し、惜しくも新人王の受賞はならなかったが、新人特別賞を受賞し、ルーキーながら強力打線の中で1年を通して結果を残し続けた。
解説陣を務めた真中満さんは「開幕から軸となり、1年間最後までやって、特に最後は神がかったバッティングをしていた。ルーキーとは思えない。新人賞をあげたかった」と絶賛。同じく片岡篤史さんも「ルーキーは終盤に疲れてくるものだが、終盤に成績を上げてきた。右打者で二遊間守れて長打も打てるということで、今後が楽しみ」と続け、10月は月間打率.452と驚異的な数字を残した終盤の活躍を称えた。
また、牧の活躍を想像していたという谷繁元信さんは「ファーストに入ったりセカンドに入ったり、ポジションを変えて余計に疲れた感じもした」と述べ、「できればスタートからセカンドで1年間使い続けてほしかった」と主張。牧を学生時代から知る井端和弘さんは「中盤から終盤にかけては、彼本来のセンターから逆方向への打球が多くなり率も上がってきた」と、調子を上げてきた要因について自身の見解を示した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』