復活の兆しを見せた右腕が新天地で再スタート
ソフトバンクは27日、フリーエージェント(FA)移籍で中日から獲得した又吉克樹投手(31)の人的補償選手として、岩嵜翔投手(32)が移籍することを発表した。
今回の発表を受け、岩嵜は球団を通じて「来年、再起をかけたシーズンと見据えていたので、今回の移籍をチャンスとらえ、自分を選んでいただいた中日球団に感謝しつつ、精一杯のピッチングができればと思います」とコメント。新天地での活躍を誓った。
また、古巣となるソフトバンクのファンに向けては「長い間応援してくれたホークスファンの皆さん、大した成績も残せませんでしたが、そんな自分への皆さんの応援が本当に力になりました。マウンドで頑張っている姿を見かけたら、また声援を貰えると嬉しいです。本当にありがとうございました」と謝辞を述べた。
岩嵜は17年に球団最多タイの72試合に登板して防御率1.99、46ホールドポイントをマークするなど活躍し、同年の最優秀中継ぎ賞を受賞。翌18年に右肘の手術を行うなど故障にも苦しめられたが、今季は48試合に登板して防御率4.17、2勝5敗6セーブ14ホールドという結果を残し、復活の兆しを見せていた。
一方、岩嵜を獲得した格好となった中日の立浪和義監督は「このような形でドラゴンズにきてもらう事になりましたが、必要な戦力として大変ありがたく思っています。新天地でもしっかり結果を出せる環境を作ります」と語り、ドラゴンズが誇る強力リリーフ陣の一角として、今後の活躍に期待を寄せた。