亡命経てMLB球団と契約
MLBは現地時間15日(日本時間16日)から、海外FA選手との契約がスタート。元ソフトバンクのオスカー・コラス選手(23)がホワイトソックスと契約金270万ドル(約3億円)で合意したとMLB公式サイトが伝えた。
コラスはキューバ出身のスラッガーで、2017年に育成契約でソフトバンクに加入。入団当初は投手と野手の二刀流でプレーしていたが、打撃に専念し才能が開花。2019年に支配下登録を勝ち取ると、8月には一軍初打席で初本塁打というド派手な一軍デビューを飾っていた。
しかし、さらなるブレイクが期待された2020年1月に「MLB移籍を目指しキューバから亡命した」との報道が飛び出し、同年限りでソフトバンクを退団。消息不明の期間を経て、ドミニカ共和国でトレーニングに励む近況が伝えられていた。
NPBでの通算成績は一軍7試合の出場で18打数5安打の打率.278、1本塁打、2打点の成績。MLB公式が提示した今回の海外FAプロスペクトランキングでは5位にランクインしていた。