来日6年目の今季も変わらぬ姿勢
DeNAのブルペンに欠かせぬパワーレフティ、エドウィン・エスコバーが25日、ZOOM取材に応じた。
「昨年は長いシーズンでしたし、かなり試合数も投げたのでまずは身体を休めることに専念した」とこのオフを振り返った鉄腕リリーバー。「ウエイト中心のエクササイズをして、12月末から1月の頭くらいからボールを触ったトレーニングを始めました」とオフの生活を明かし、「身体の状態はすごくいい」と順調な調整ぶりをうかがわせた。
来日がシーズン開幕後の4月3日まで遅れた昨季について「ビザが遅れたりオリンピックブレイクが1カ月あったりと難しいシーズンだった」と振り返ったが、今年は14日に来日しており10日間の入国者待機期間を完了。春季キャンプも「去年と違って初日からチームの一員として練習できる。開幕に向けてしっかりと準備できることはいいこと」と喜び、「チームの勝ちに貢献できるように、すぐにシーズンに入れるようにコンディションを整えたい」と意気込んだ。
ここ4シーズンで244試合に登板した頼れる左腕は「いつも思っていることですが、一年を通して投げることができるコンディションを整え続けること」と今季も不変。その上で「チームがプレーオフなり、チャンピオンになることに貢献できたら」と目標を口にした。
昨季は一軍合流が4月20日にずれ込んだが、最終的にはチームトップの61試合に登板。セ・リーグ4位の32ホールドをマークし、4勝4敗1セーブ、防御率3.38とチームに多大なる貢献を果たしてきた。
来日6年目となる今季へ向けて「今年も60試合以上投げられるように、しっかりとコンディションをキープしていきたいと思います」と宣言。「街もファンの熱い声援も含めて大好きです!」と“アイラブ・ヨコハマ”を公言するエスコバーは、2022年もマウンドで腕を振り続けてくれそうだ。
文・取材=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)