ロッテドラフト2位・池田来翔[提供=千葉ロッテマリーンズ]

◆ 打率.533

 「これから実戦が増える中で、結果が一番大事。どんな形でもいいので、結果でアピールできたらなと思います」。

 2月12日に行ったオンライン取材で、開幕一軍を掴むため実戦で必要なことについてこのように答えたロッテのドラフト2位・池田来翔(国士舘大)が、ここまで有言実行の働きを見せている。

 2月15日に対外試合が始まったが、4試合全てで『1番・二塁』で出場。15日の楽天戦こそ無安打だったが、17日の巨人戦の第1打席、先発・高橋優貴が3ボール2ストライクから投じた8球目のストレートをレフト前にはじき返しプロ初安打を放つと、5回の第3打席に堀田賢慎から右安、6回の第4打席には左の大江竜聖からレフトへ適時二塁打と、3安打1打点の大暴れ。二塁の守備でも1-0の4回二死二塁から石川慎吾が放ったセンター返しの打球に横っ飛びし、素早く二塁へ送球しアウトにした。

 19日の日本ハム戦も2安打、20日のヤクルト戦も3安打と、ここまで打率は驚異の.533(15-8)だ。

◆ 高い走塁力

 バッティングに注目されがちだが、練習試合4試合を見ていると“1つ先の塁”を狙った走塁も目立つ。

 17日の巨人戦では初回、3番・岡大海が左中間を破った当たりで一塁から長躯ホームインすれば、19日の日本ハム戦で初回の第1打席にセンターフェンス直撃の当たりで、センターがクッション処理にもたついている間に一気に三塁を陥れた。この日の0-0の5回二死一、三塁の場面で和田康士朗の打席中に、投手の暴投で捕手が弾いたわずかの隙に、一塁走者の池田は素早く二塁へ進塁。相手のミスから積極的に1つ先の塁を奪う姿勢を見せた。

 さらに20日のヤクルト戦でも、7-0の4回無死走者なしから三塁線を破る当たりで、レフトも素早く打球処理をしていたが、池田は俊足を飛ばして二塁打に。続く2番・高部瑛斗が放ったセンター前のあたりで、センターがファンブルしている間に二塁から一気にホームインした。

 ロッテはチーム全体で走塁意識が高く、“1つ先の塁”を狙った積極的な走塁で、何度も得点に結びつけてきた。そこに池田も加われば、チームにとって大きなプラスになる。

 また池田にとっても、“1つ先の塁”を狙った走塁ができて、二塁と三塁の複数のポジションを守ることができるのは大きな強みとなりそうだ。打撃面で開幕に向けて投手陣の状態が上がっていったときに、しっかりと対応ができれば開幕一軍どころか、開幕スタメンも見えてくるだろう。

▼ 池田来翔
背番号:00
生年月日:1999年12月11日生
守備位置:内野手
身長 / 体重:180センチ / 95キロ
投 / 打:右 / 右
経歴:習志野高-国士舘大-ロッテ(ドラフト2位)

文=岩下雄太

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岩下雄太

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