前人未到の5打席連発!
ヤクルトの村上宗隆が、プロ野球新記録となる5打席連続本塁打を達成した。
村上は甲子園球場で行われた7月31日の阪神戦(甲子園)の7回に35号ソロ、9回に36号ソロ、延長11回に37号2ランを放って3打席連続本塁打をマーク。
この試合では初回に3番・山田哲人が先制ソロを左中間席へ運んだあと、二死無走者の場面で中日先発・柳裕也と対戦。カウント2-1後の真ん中に入ってきたカーブを完璧に捉えた打球は、右翼席上段に着弾する38号ソロとなった。さらに、3回の第2打席は一死一塁から左中間スタンドへ39号2ランを放ち、5打席連続本塁打のプロ野球新記録を達成した。
2日のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務め、現役時代に4打席連続本塁打を記録した谷沢健一さんは「いやーもうすごいことをやってのけたね」と驚嘆し、「最初打ったのがカーブで次はフォークかチェンジアップですよね。やはり、狙い球の絞り方というか(中日の)柳の変化球の多さに対する待ち方というか、22歳にしてバッティングを達観したような、そういう域に達している。攻めるところがないですよ」と大絶賛。
同じく解説を務めた達川光男さんは「150キロ以上出るピッチャーであればインサイドにどんどんいって、真ん中外寄りに早い落ちるボールを投げられれば抑えることはできると思いますが、それ以外の(球種の)ピッチャーは難しいですね」とキャッチャー目線での村上攻略法について言及。谷沢さんは「達川さんがいったような球種や配球もいずれ狙い打ってくるでしょうね」と進化を続ける若きスラッガーへの期待を語った。
村上はこの試合3安打で打率.321に上昇。現在39本塁打、98打点はともにリーグトップ。史上最年少22歳での三冠王も現実味が帯びてきた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』