ヤクルト・高津臣吾監督

● ヤクルト 6 - 8 DeNA ○
<22回戦・神宮>

 首位のヤクルトは、マジック4で迎えた2位・DeNAとの直接対決3連戦の初戦を落とした。雨の中、普段は中継ぎの一角を担う大西広樹が2年ぶりに先発したが、試合をつくることができなかった。

 初回二死一・二塁から宮﨑敏郎に14号3ランを浴びて先制されると、3回には佐野恵太に21号ソロをバックスクリーンに運ばれる。さらに一死二塁となり、またも宮﨑に15号2ランを浴びて降板。3回途中6安打6失点という内容だった。

 2番手で登板した原樹理も4回先頭の楠本泰史に5号ソロ、5回には森敬斗に2号ソロを浴びてしまい、ベイスターズ打線の一発攻勢に沈んだ。

 高津臣吾監督は試合後、「大西を先発させているので継投、継投というイメージはしていました。初回の3点で次のピッチャーに渡してくれたらなと思ったんですが、そうは簡単にはいかなかったですね。ちょっと粘りが足りなかったというか、淡泊になってしまったような気がしますね」と、振り返った。

 DeNA先発の濵口遥大に3回まで抑え込まれていた打線は、4回一死からパトリック・キブレハンが4号ソロ。「個人的には神宮での初ヒット(本塁打)が打ててすごく嬉しい。チーム的には、まだ点差があるので1点ずつみんなで返していきたい」とコメント。

 7点ビハインドで迎えた9回には、中川虎大からホセ・オスナが17号3ラン、代わった森原康平から内山壮真が3号2ランを放ち、意地を見せた。

 試合は強雨で3度の中断を挟む悪天候の中、約3万人のファンがスタンドを埋めた。本拠地に戻り2試合でマジックを減らすことができずに足踏み状態となったが、最後まで諦めない姿勢は伝わった。

 高津監督は「一方的な試合になってしまったので申し訳ない気持ちが強い。最後はちょっと追い上げムードにはなりましたけど、また明日、相手は変わりませんけどピッチャーは変わりますし、また違った展開でいいゲームがしたい」と意気込んだ。

 最後の追い上げは必ず明日につながる。優勝が目前であることに変わりはない。「スワローズというチームなので、みんなで何とかしていかなければいけないと思っています」と指揮官。ここまで来たらチーム一丸で勝利を手繰り寄せるしかない。

取材・文=別府勉(べっぷ・つとむ)

この記事を書いたのは

藤田皓己

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