高卒3年目でタイトル獲得ならイチロー以来
中日がホームで巨人に7-1の快勝。
今季の本拠地・バンテリンドームナゴヤでの最終戦を勝利で飾った。
13安打で快勝したチームの中で、特に目立ったのが切り込み隊長の岡林勇希だ。
25日の試合は、3回先頭の第2打席で巨人・菅野智之の145キロをライトへ運ぶ安打。木下拓哉の適時打で追加点のホームを踏むと、5回も先頭で打席に立って安打で出塁。その後の3得点を呼び込んだ。
さらに6回の裏も、またまた先頭打者として4番手・山﨑伊織と対峙。センターに弾き返す三塁打を放ち、このイニングも2得点の口火を切った。
結局この日は5打数3安打、2盗塁で3得点。リードオフマンとしてこれ以上ない働きを見せた20歳には、新たな“勲章”が見えて来ている。
この日の3安打によって今季の安打数が「154」となり、153本で並ぶ阪神の近本光司と中野拓夢を抜いてリーグトップに浮上した。
もし高卒3年目で最多安打のタイトルを獲得すれば、あのイチロー以来の快挙に。25日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した高木豊氏も「いやぁ、獲らせてあげたいね」と熱視線を送る。
岡林については「バンテリンドームの申し子みたいな選手ですよね。外野で足が速く、守備範囲が広くて肩も強い」と印象をコメント。
そのうえで、打撃については「シーズン当初はひ弱な感じもあったんですが、1打席目にセンター前へ弾き返すシーンをよく見たんですよね。その辺からも考え方がブレないのかなという感じがする」とイメージの変化についても言及。
「タイトルを獲ったらまた自信にもなるので頑張ってほしいですね」とまとめ、残り3試合に向けてエールを送った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』