高校通算38本塁打の打棒
9日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース2023』に出演した野球解説者の笘篠賢治氏と高木豊氏が「今季注目のドラフト1位ルーキー」をテーマに語り、DeNAの松尾汐恩選手(18=大阪桐蔭高)について言及した。
松尾は2年春から大阪桐蔭高の扇の要として甲子園に4季連続出場し、高校通算38本塁打を記録するなどバッティングが魅力。二塁送球1.8秒台の強肩とフットワークを生かした守りにも定評がある捕手だ。
チームの捕手事情は明るくはない。今オフに嶺井博希がソフトバンクへFA移籍。昨季マスクを被った伊藤光と戸柱恭孝がいずれも30代であるため、松尾を筆頭に若い世代の台頭が期待される。
高木氏は「嶺井が抜けたりしてもキャッチャーの層は厚いんですけど、昨年の松川(虎生/ロッテ)と被るような気がして、松尾のほうが数字は叩き出してくるのかなと。1年目から使ってほしいですね。期待しています」とルーキーイヤーからの活躍を期待した。
市和歌山高から21年ドラフト1位でロッテに入団した松川は、ルーキーイヤーの昨季76試合に出場し、打率.173(185-32)、0本塁打、14打点、OPS.445の成績。特に打撃面ではハイレベルなプロの投手のボールに苦しんだが、高卒新人ながらオールスターにもファン投票で選出された。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』