WBC大会記録を更新する13打点
野球日本代表・侍ジャパンは21日(日本時間22日)、アメリカとの『2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™』決勝戦に3―2で勝利。スター選手を揃えたアメリカとの”日米頂上決戦”を制し、3大会ぶりにWBC王者となった。
侍打線を牽引した一人が吉田正尚(レッドソックス)だ。今大会7試合に出場し打率.409(22-9)、2本塁打、大会記録を更新する13打点でベストナインに選出されるなど存在感を発揮した。
米メディア『NBCスポーツ』は、吉田を「スターの出現」と称した上で、「彼の忍耐力に関するスカウティングレポートを読んだり、レッドソックスの幹部が彼の力について絶賛するのを聞くことはできるが、実際にそれを見ることに代わるものはなく、吉田はやってのけた」と、レギュラーシーズン直前に見せた鮮烈な活躍ぶりを振り返った。
吉田が準決勝のメキシコ戦で放った起死回生の同点3ランについては、「デビッド・オルティスが打ったかもしれないようなボールであり、左投手から左打者への低めチェンジアップを、マイアミの夜空高くにゴルフボールのように打ち上げ、かつ右翼線フェアゾーンに運ぶ技ありの一発だった」とレッドソックスのレジェンドを引き合いに、吉田のバッティング技術を改めて評価。
続けて、「彼がレッドソックスのクリーンアップとして活躍することを想像するのは難しいことではない」とメジャーでの活躍に太鼓判を押した。